【どこよりもわかりやすい】ドコモの通話料金の仕組み|通話プランから特殊な通話の料金まで

 

「携帯電話の料金プランってややこしい」とか「通話料をもっと安く出来ないかな」、などといった声がよく聞かれます。皆さんの中にも同じように思われている方も多いのではないでしょうか。

 

今回は、NTTドコモの料金プランについて、さまざまな疑問点にお答えします。
基本的な通話料金と、できるだけ支払いを少なくするプランの選び方、また特殊な状況での通話料金まで詳しく解説します。

 

この記事にドコモでの通話のすべてを解説しているので、料金の不満や、疑問がある方はぜひ目を通してみてくださいね。

 

 

①ドコモの基本的な料金プランについて

まず疑問点に答える前に、今のドコモの料金プランを確認しましょう。ドコモでは「データ通信」のように通話が含まれない料金プランもありますが、今回は「通話料」ということに着目してプランを見ていきます。

 

「通話料」ということで、「基本料金」プランということになりますが、これでも結構プランは多く複雑です。

 

<フューチャーフォン>*いわゆるガラケーです。

フューチャーフォンのプランは以下の通りです。

フューチャーフォンのプラン
カケホーダイプラン(ケータイ) 2200円国内通話24時間無料
カケホーダイライトプラン(ケータイ) 1200円5分以内の通話が無料
シンプルプラン(ケータイ) 980円家族内通話無料

 

<スマートフォン>

スマートフォンのプランは以下の通りです。

スマートフォンのプラン
カケホーダイプラン(スマホ/タブ) 2700円国内通話24時間無料
カケホーダイライトプラン(スマホ/タブ) 1700円5分以内の通話が無料
シンプルプラン(スマホ) 980円家族内通話無料
データプラン(スマホ/タブ)  1700円

 

<らくらくホン>

らくらくホンのプランは以下の通りです。

らくらくホンのプラン
カケホーダイプラン(スマホ/タブ) 2700円国内通話24時間無料
カケホーダイライトプラン(スマホ/タブ) 1700円5分以内の通話が無料

 

<キッズ向け>

キッズ向けプランは以下の通りです。

キッズ向けプランのプラン
キッズケータイプラス 500円キッズケータイ専用プラン

 

「基本料金」だけでこんなにあります。これに加えてさらに割引が以下のように設定されています。

 

  • ファミリー割引:家族みんなでドコモなら割引というもの
  • ファミ割MAX50:2年間の継続契約で家族みんなが割引
  • ひとりでも割50:2年間の継続契約で割引が適用
  • (新)いちねん割引:長く使うほど基本料金が割引になる
  • キッズ割:3〜12歳の子供向け割引
  • ハーティ割:障がいのある方への割引

 

ドコモの通話料に関するプランは割引含めて以上のようになっています。

 

  • 今の使用状況から一番合っている(安くなる)プランを選び出すにはどうしたらいいの?

先の説明で、ドコモの料金プランにはさまざまな種類があることが改めてお分かりいただけたと思いますが、自分にあったプランを選ぶにはどうすれば良いのでしょうか。

 

プランを選ぶポイントは以下の2つです。この2つを目安にしてプランを選択しましょう。

 

  • 家族以外との通話を頻繁にするかどうか
  • 5分以上の長電話は多いかどうか

 

通話が多い場合は、「カケホーダイ」や「カケホーダイライト」などの定額プランがおすすめですが、通話があんまりない場合は「シンプルプラン」などの従量制で良いでしょう。また、長電話は利用せず5分以内の通話がほとんどという場合は、5分以内の通話のみ定額になる「カケホーダイライト」がおすすめです。

 

②通話料の疑問について

今度は通話料の疑問について考えてみましょう。通話料っていったいどういう時に発生し、どのくらいかかるのでしょうか。

 

無料通話対象外になってしまうのはどのような場合なの?

実は「カケホーダイ」のような定額プランであっても、通話料が無料にならないケースがあります。それはどういった場合なのでしょうか。

 

定額プランで、無料通話の対象外になるのは、以下のような場合です。

 

  • 海外での利用(発着信)(WORLD WING)
  • WORLD CALL
  • (0570)(0180)などの他社接続サービス
  • 衛星電話/衛星船舶電話への発信

 

こういった場合は、定額プランを契約していても別途、通話料が発生します。

 

海外で日本と同じように携帯が使える「world wing」

ドコモの携帯電話を旅行や出張などで海外で使いたいというケースがあると思います。こういった場合に便利なのがWORLD WINGと呼ばれるサービスです。このサービスは、ドコモが海外の携帯電話事業者と提携し、普段使っている電話番号やメールアドレスが海外でも利用できるようになったものです。

 

WORLD WINGでは、提携先の海外事業者によって通話料が変わってきます。主な国別通話料は以下の通りです。

 

WORLD WINGの料金一覧(1分当たりの通話料)
アメリカ 滞在国内への発信:125円

日本への発信:140円

その他の国への発信:265円

着信:175円

フランス 滞在国内への発信:80円

日本への発信:180円

その他の国への発信:280円

着信:110円

中国 滞在国内への発信:75円

日本への発信:175円

その他の国への発信:265円

着信:145円

台湾 滞在国内への発信:75円

日本への発信:175円

その他の国への発信:265円

着信:145円

韓国 滞在国内への発信:50円

日本への発信:125円

その他の国への発信:265円

着信:70円

 

 

通話料の計算はどうやってすればいいの?

「今月の通話料はどのくらいかかるだろうか」皆さんも気になることがあると思います。通話料も定額や国内通話と国際通話などいろいろと複雑なプランになっています。このように複雑な通話料ですが、どのように計算すれば良いのでしょうか。

 

ドコモの通話料を計算する際に、いくつか抑えておくべきポイントがあります。それは以下の通りです。

 

  • 「カケホーダイ」の場合は国内通話は定額
  • 「カケホーダイライト」の場合は、5分以内の国内通話は定額
  • 「シンプルプラン」ではすべて従量

 

つまり、通話料の計算方法は以下のように分けられます。

 

<カケホーダイの場合>

・定額料金+国際通話等の対象外料金

 

<カケホーダイライトの場合>

・定額料金+5分以上の電話の従量料金+国際通話等の対象外料金

 

<シンプルプラン>

・従量料金+国際通話等の対象外料金

 

通話料の計算はこのように行えば、比較的簡単に出来ます。

 

③通話料を下げるコツについて

「携帯電話料金って高い」と皆さんも思われたことがあるのではないでしょうか。ここでは、高いと思える携帯電話料金を少しでも下げるコツを通話料の視点から考えてみましょう。

 

通話料を下げるポイントはなにかあるの?

まず、通話料を下げるためにはどういったことが考えられるのでしょうか。まず皆さんも思いつくのは以下のようなところだと思います。

 

  • 自分の使い方にあわせたプランを選択する
  • iPhone同士であればFaceTime通話を使う
  • LINE通話など電話以外のものも活用する

 

このように、通話料を下げるポイントは、「適切なプランの選択」と「音声通話サービスをうまく活用する」の2点であると考えられます。

 

ファミリー割でどれくらいお得になるの?

ドコモにはファミリー割引という家族で加入するとお得になる割引プランがあります。この割引は家族間の通話が無料になるなど、いろいろとお得な内容ですが、これを使うことで具体的にどれくらいお得になるのでしょうか。

 

ドコモのファミリー割の内容は次の通りです。

 

  • 基本使用料25%OFF *FOMAのみ
  • 家族内のiモードメール無料
  • 家族内の通話が安くなる
  • ケータイから自宅への通話も通話料10%OFF

 

スマートフォンの場合は基本料25% OFFなどはありませんが、FOMAで「ファミ割MAX50」またはXiで「タイプXiにねん」を併用することで、家族間通話が無料などのメリットがあります。

 

このように、主に家族内での通話やメールでかなりお得になります。

 

支払い方でお得になる方法があったら教えてください。

料金の支払い方法で何かお得になる方法はあるのでしょうか。

 

クレジットカードで支払うと、ポイントが付与されるので普通に口座引き落としなどにするよりも随分お得になります。ちなみにクレジットカードでもいろいろな種類がありますが、どのカードがお得なのでしょうか。

 

一般的にポイントがたまるカードといえば、オリコカードや楽天カードといったものがあります。加えて、携帯電話キャリアが発行しているクレジットカードがあります。ドコモではdカードやdカードゴールドと呼ばれるカードです。このカードもお得ですが、気をつけたい点としてdカードゴールドはポイントが付与されますが、dカードは付与されないということを覚えておきましょう。

 

まとめると以下のようになります。

 

  • 支払いはクレジットカードがポイントがたまりお得です。
  • オリコカードや楽天カード、dカードゴールドがおすすめ
  • dカードはポイントがたまらないので注意

 

使用料を月の途中で確認するにはどうすればいいの?

「今月はちょっと使いすぎたかな」とか「海外で利用した」などで、使用料を月の途中で確認しておきたいケースがあると思います。こういった場合には、以下のような方法で確認できます。

 

使用料を確認する方法でもっとも手軽な方法はWebのMy docomoでのチェックです。My docomoでは、通信量や使用料を随時チェックすることが出来ます。

 

使いすぎをお知らせしてくれる通知やアプリは何かあるの?

ある日突然携帯電話が使えなくなる、こういったことは絶対に避けたいものです。しかし、自分がどれだけ通信しているかわからないと、気づかないまま上限値に達して、通信速度が制限されるという可能性があります。

 

  • データ量到達通知サービス
  • My docomoアプリ

 

「データ量到達通知サービス」では、あらかじめ登楼しておいたメールアドレスに、一定の通信量を超えるとメールが届く仕組みです。また「My docomoアプリ」はドコモがリリースしているアプリで、通信量や利用料金の確認ができるだけでなく、設定した通信量になると知らせてくれる機能を持っています。

 

使いすぎを防止するためにはこういったものをうまく活用しましょう。

 

利用明細(内訳)はどうしたら手にはいるの?

どこにどれだけ電話をしたのかという利用明細は、料金の節約を考える上でも役に立ちます。しかし、この情報はどのようにすれば手に入るのでしょうか。

 

ドコモでは「料金明細サービス」を活用して、以下の3つの方法で手に入れることが出来ます。

 

  • Web料金明細サービス:無料
  • 料金明細送付サービス:有料
  • 料金明細発行サービス:有料

 

このうち「Web料金明細サービス」では利用明細をWeb上で確認することが出来ます。また他の2つは郵送となりますが、「料金明細送付サービス」は月に一度まとめて、「料金明細発行サービス」は任意の時となります。

 

④間違った請求について

最後に、ドコモの携帯電話を利用していて起こるトラブルの際にどのように対応すれば良いのか説明します。

 

使った記憶がないのに請求されることってあるの?

インターネット上の口コミなどを見ていると、「使った覚えのない請求」などという事例が見られます。例えば「かけた覚えのないほど高額な通話料が請求される」「国際電話の利用がないのに、通話料を請求される」といったものです。

 

こういった事例は、ドコモの方でも対応を進めているために減少はしているようですが、発生する可能性はあります。

 

料金がおかしいと思ったらどうしたらいいの?

では、実際に料金がおかしいと思ったらどうすれば良いのでしょうか。これはもう悩んでも仕方ありませんのでドコモに問い合わせをしてください。

 

問合せ先はどこ?

では、改めてドコモの携帯電話を利用していて起こるトラブルについては以下に問い合わせをしてください。

 

  • ドコモショップ
  • 電話

電話の場合は「ドコモ総合お問い合わせ」局番なし151(ドコモの携帯電話から)、0120-800-000(それ以外から)にかけてください。

 

ドコモに限らず携帯電話を利用していて、トラブルに見舞われることがあると思います。そういった場合は、必要に応じてドコモショップや電話サポートなどをうまく活用するようにしましょう。