【ドコモ】ガラケーからスマホの乗り換える際の注意点とお得に使う方法

スマホが携帯電話の主流になったとは言え、従来型のガラケーと呼ばれる携帯電話を利用されている方もまだまだ多いです。しかし、徐々にガラケー向けのサービスが縮小され、また選択できる機種が減っていく中、スマホへの乗り換えを検討されている方も多いのではないでしょうか。

今回は、ガラケーからスマホへの乗り換えについて、「どういった選択肢があるのか」「料金は？」など、さまざまな疑問について取り上げます。

ドコモガラケーからスマホに乗り換える場合

実際にガラケーからスマホに乗り換える場合、具体的にどういった選択肢があるのでしょうか。また料金や手続きなどはどのようになっているのでしょうか。今回はNTTドコモのガラケーを乗り換えるケースについて見ていきましょう。

乗り換えの選択肢

「ドコモのガラケーからスマホに乗り換える」とひとくちに言っても、選択肢はドコモのスマホとは限りません。かつては、携帯電話のキャリアを変更することで電話番号などがすべて変更になりましたが、今はMNPが実施されているキャリアに乗り換えるのであれば、電話番号は変更されません。

具体的に乗り換えの選択肢としては、以下のようなものがあります。

• ドコモのスマホ
• 格安スマホ

ちなみに、auやソフトバンクなど他社のスマホという選択肢もありますが、現状で「家族が他社のスマホを使っている」とか「他社の光ファイバー接続サービスを利用している」といった事情がある場合にのみおすすめということになりますので、ここでは詳しくは触れません。

ドコモのスマホに乗り換える

まず、「ドコモのスマホ」です。単純にドコモのガラケーからスマホに乗り換えるだけのシンプルな変更ですが、この選択のメリットやデメリットは以下のようなものとなります。

メリット

• 手続きが簡単
• メールアドレスが変わらない

デメリット

月額料金があまり安くない

格安スマホに乗り換える

もう一つの選択肢は「格安スマホ」に乗り換える、というものです。これはドコモの契約を解約して、別の格安の携帯電話会社に乗り換えるものです。このメリットやデメリットは以下のようになります。

メリット

月額料金が節約できる

デメリット

• 手続きが面倒
• ドコモの違約金がかかる
• メールアドレスが変わる
• 光ファイバー接続とのセット割がないケースが多い

こうやって見ていくと、「ドコモのスマホへの乗り換えは簡単だが月額料金はあまり安くはない」、そして「格安スマホは安いが手続きが面倒」といった違いが見えてきます。

いずれがおすすめかというのは、その人の状況によっても変わってきますので、いくつかのパターンに分けて考えてみましょう。

ドコモ光を使っている人はどうしたらいい？

ドコモのスマホを使うことで、セット割が利用できるので、そのままドコモのスマホにすすることをおすすめします。

”家族みんな” でドコモを使っている人はどうしたらいい？

家族で利用することでかなりの割引や、家族間通話が無料といったメリットがありますので、ドコモのスマホを使うことをおすすめします。

一人でドコモを使っている人はどうしたらいい？

個の人で使っている場合は、どちらでも良いでしょう。ただし、あまり詳しくないなどの場合は簡単でサポートの充実したドコモを使うことをおすすめします。自分である程度解決できるという場合は、格安スマホも良いでしょう。

ドコモスマホと格安スマホの月額料金比較

先ほどは、ドコモのガラケーからの乗り換え先として「ドコモのスマホ」と「格安スマホ」という２つの選択肢を紹介しました。そして、両者は月額料金という点では大きな違いがあると説明しました。

では、具体的に「ドコモのスマホ」と「格安スマホ」では、月額料金はどのようになっているのでしょうか。

ドコモスマホの場合

まずは、ドコモのスマホの月額料金を確認しましょう。ここでは、個人で利用している場合の一般的なプランで解説します。

家族で利用する場合のプランの場合や、個人で利用する場合でも通信量の多少などで料金は変わってきますが、個人で利用する場合は一般的に上記のような内訳となります。

格安スマホの場合

先ほどは、ドコモのスマホでの料金について見てきました。格安スマホはこれに比べてお得と言われますが、どれくらい安いのでしょうか。今度は主要な格安スマホの料金プランを見てみましょう。

マイネオ

マイネオの場合の代表的なプランでは、以下のような料金設定となります。

楽天モバイル

楽天モバイルの代表的なプランの場合は、以下のようになっています。

格安スマホの料金プランでは、上記のようにドコモと比べて料金がかなり安くなることがわかります。

スマホに乗り換える初期費用

今度は、ガラケーからスマホに乗り換える場合、解約金や、機種代金、手数料などといった初期費用はどのくらいかかるのでしょうか。こちらについても見てみましょう。

以下に、これら必要となる経費をリストアップしました。格安スマホはマイネオを例にあげます。

これを見ると、初期費用という面ではドコモでガラケーからスマホ（FOMAからXi）への変更を行う場合は解約金がかからないので、非常に安価になることがわかります。それに比べて、格安スマホへ変更する場合は、ドコモの解約金の支払いなどが発生することがわかります。

スマホに乗り換えるキャンペーン・割引

以前、ガラケーからスマホへの乗り換えが急速に進んでいた時期は、ガラケーからスマホへの乗り換えに対して、携帯電話の各キャリアでお得な乗り換えキャンペーンを実施していました。こういったキャンペーンは現在も実施されているのでしょうか。また、格安スマホでも乗り換えに際して受けられるお得なキャンペーンはあるのでしょうか。

ドコモでのキャンペーン

ドコモでは現在はガラケーからスマホへの乗り換えキャンペーンは行われていません。ただし、端末購入時に一定額をサポートするキャンペーンは行われていますので、そちらを利用することで端末費用がお得になります。

格安スマホでのキャンペーン

マイネオの場合は、以下のようなサービスが行われています。

・月額料金割引：6ヶ月間月額料金を900円割引

楽天モバイルの場合は、現在特定の端末を0円にするキャンペーンを行なっています。

このように、ドコモも格安スマホもキャンペーン等のお得なサービスを受けることが出来ます。

スマホ乗り換えに必要な手続き

具体的にドコモのスマホや格安スマホへの乗り換えをする場合、どういった手続きや流れを踏んで行うと良いのでしょうか。

ドコモスマホに乗り換える場合

まずは、ドコモのスマホに乗り換えるケースを見ていきましょう。ドコモのスマホに乗り換える場合は、以下のような流れで行います。

乗り換えの手続きは、ドコモショップや家電量販店、オンラインショップなどでも可能です。

①乗り換えの申し込み

ドコモショップや家電量販店、オンラインショップなど

②データ移行

データ移行は以下の３つの方法があるので、いずれかを選択します。

• MicroSDカードを使う：MicroSDカードが使える場合は、利用してデータを移行する
• 「ドコモデータコピー」アプリや、ドコモショップのDCOPYを使う
• 市販のバックアップソフトを使う

③電話番号の継続

新規契約としてではなく、機種変更であれば番号は継続されます。

ドコモスマホに乗り換える際の流れは以上です。

格安スマホに乗り換える場合

今度は格安スマホに乗り換える場合の方法を見てみましょう。格安スマホに乗り換える場合は、ドコモの解約やMNPなどの手続きが新たに必要となり、以下のような流れとなります。

①MNP予約番号の取得

ドコモショップなどでMNP予約番号を取得します。

こちらと併せて手続きには以下の書類が必要になりますので準備しておきましょう。

• MNP予約番号
• クレジットカード
• 身分証明書（運転免許証、パスポートなど）

②データ移行

データ移行は以下の2つの方法があります。

• MicroSDカードを使う：MicroSDカードが使える場合は、利用してデータを移行する
• 市販のバックアップソフトを使う

③電話番号の継続

MNP予約番号を取得して、格安スマホの手続きを行うことで番号がそのまま使えます。

格安スマホに乗り換える場合は、上記のような流れで行います。なお、電話番号の変更をしたくない場合はMNPの手続きを忘れないようにしましょう。

おすすめのスマホ機種

最後に乗り換える際にオススメの機種を紹介します。ドコモ、格安スマホ、それぞれどういった機種がおすすめなのでしょうか。

ドコモスマホの場合

ドコモのスマホにする場合のお勧め機種は何でしょうか。

iPhone

iPhone XとiPhone 8, iPhone 8 plusがあるが、オーソドックスなiPhone 8がおすすめ。顔認証のFace IDなどの先進機能が使いたい場合はiPhoneXです。

Android

Xperia XZ1や売れ筋ランキング１位を獲得したGalaxy Note 8がおすすめ。

ドコモスマホの場合は、このあたりがおすすめの機種と言えるでしょう。

格安スマホの場合

では、格安スマホの場合はどうでしょうか。格安スマホの場合は、iPhoneは同じですが、Androidが少し変わってきます。例えばマイネオの場合は以下のような機種が良いでしょう。

・AQUOS Sense lite SH-M05：高画質と省電力

・Zenfone4：カメラが充実

・Zenfone Live：低価格（月額700円×24ヶ月）

格安スマホの場合は、このように機種の性能以外に、低価格で利用できる機種を選ぶという選択の方法もあります。どの方法でどんな機種を選ぶかはよく考えた上で行うようにしましょう。