この記事では、ドコモで下取りをするときの注意点と手順を解説しています。
下取りはドコモショップとオンラインのどちらがお得?
下取り自体はショップでもオンラインでもどちらでも下取りをすることができます。
おおまかにショップでの下取りとオンラインでの下取りの違いについてご案内をしていきます。
ショップの場合
ショップで下取りをする場合の下取り方法は下記の3つの方法があり、ご自身の状況によって下取り方法を選ぶことができます。
店頭下取り
機種変更時にそのまま下取り機種(今まで使っていた機種)を回収すること。
店頭下取りの良いところは下取りはポイント還元だが、当日下取りの場合は新しい機種変更の代金に値引きとして充てれるので、新しい機種代金が実質安くなることがメリットです。
デメリットとしては機種変更後にすぐ今までの機種が回収されてしまいますので、電話帳の移行はショップでしてくれますが、それ以外のアプリなどについては手元に今までの機種が回収された後にする必要があるので、事前にアプリのバックアップができていなかった場合はアプリデータをうまく新しい機種に引き継ぎできないかもしれないという点です。機種変更後のデータ移行がうまくいくかを確認してから下取り機種を回収できないということです。
ここが唯一のデメリットです。
後日下取り(買取)
後日下取りは機種変更後に今までの機種を一度持ち帰ってデータ移行が終わった後に、ドコモショップに下取りする機種を持っていき、下取りをすることを言います。
メリットとしては、一度持ち帰ることができるのでアプリなどのデータも確認した後に下取りを出せるという点です。
デメリットとしては、後日下取りの場合下取りのポイントは下取りした日にdポイント還元されます。ですが、還元されたdポイントについては店頭下取りのときとは違い、新しい機種代金にポイントを充てることはできないという点です。
郵送下取り
郵送下取りは後日下取り同じように今までの機種を一度持ち帰ってデータ移行が終わった後に、郵送下取りキットに入れて郵送するだけで下取りをしてくれる下取りです。
メリットとしては、一度持ち帰れるという点と下取りを出すときにドコモショップに行かなくても良いという点です。
下取りキットについては後日キットを郵送してくれますので、ドコモショップに行って待つという手間が省けます。
デメリットとしては郵送下取りにした場合は、先ほどの後日下取りと同じようにdポイント還元で新しい機種にポイントを充てることができないという点と郵送下取りの手数料という形で通常の下取りポイントから1200ポイント減額されてしまう点です。
オンラインの場合
郵送下取り
オンライン郵送下取りはドコモショップでの郵送下取りと基本的には同じです。
後日下取りキットが届きますので下取りキットが届いてデータ移行準備が出来たら、下取りキットに下取りする今までの機種を入れて郵送します。
通常の下取りポイントより1200ポイント減額されるという点も同じです。
ショップとオンラインの下取りの比較
ショップの場合
郵送以外の下取りを選べば減額されることがない。
しかし、機種変更の事務手数料が掛かる(2160円もしくは3240円)
後、頭金も掛かる(5400円~12960円程)←手続きするショップによって異なる
オンラインの場合
下取りは郵送になるので郵送手数料で1200ポイント通常よりも減額される。
機種変更の場合は事務手数料が掛からない。
また、頭金もない。
上記を比較したときに、下取りのことだけを考えるとショップの方がお得だが、事務手数料や頭金のことまで考えるとオンラインで手続きをしたほうがお得。
ドコモで下取りをする場合の注意点
下取りを実際に使う場合の注意点についてご案内をしていきます。
下取りできる機種と下取り金額
下取りできる機種
下取りができる機種については基本的には全ての機種でできます。
しかし、付属品などは下取りできないので本体のみとなります。
下取りに対応していないケース
下取りに対応していないケースは下記の通りです・
下取り機種が故障している
また、故障があると下取りは不可となりますので下取りをするまでは大事に扱いましょう。
故障でも1点だけ下取りに出せるケースがあります。
それは「画面割れ」の故障です。
その場合は下取り金額が減額にはなりますが、下取りには出せますのでそれ以外の故障に繋がらないようにしておきましょう。
例えば、画面割れから液晶漏れに発展してしますなど。
ドコモの購入履歴にない商品の下取り
ドコモショップで機種変更すると高いからという理由でリサイクルショップで購入した場合などはドコモの購入履歴には追加されませんので、このような場合は下取りすることができません。
乗り換えの場合は後日下取り(買取)ができない
乗り換えでドコモにする場合についてはドコモで乗り換え手続きをした当日でしか下取りが出来ませんのでご注意ください。
ドコモを既に持っていて機種変更をした場合のみ後日下取りが可能となります。
どのような形で還元してもらえるか
基本的には下取りはポイント還元となります。
それぞれの下取りの方法でのポイント還元の仕方をご案内します。
当日下取り
当日下取りはドコモショップで機種変更手続きをしながら、ポイント還元をしますのでその下取りポイントについては新しい機種代金に対して値引きとして利用することができます。
後日下取り
後日下取りは下取りする機種をドコモショップに持っていき、登録作業をしてもらった後すぐ還元されて利用できるようになります。
郵送下取り
下取りキットに入れてポストに投函、ドコモの下取り窓口に到着して検品して下取りが確定した翌日にポイントが付与されます。
※郵便ポスト投函前に返信用封筒から追跡サービス用のシールをはがして保管しておいてください(送付状況をご自身で確認できます)。
ドコモで下取りをする際の手順・用意するもの
下取りをするのに必要なものは「下取りする機種」だけです。
機種があれば下取りは出来ますが、それ以外にもデータのこととか下取りをスムーズに行う為に必要なことがありますのでご案内をしていきます。
事前に用意しないといけないといけないもの
・事前に電話帳などバックアップをしておく
ドコモでスマホを既に使っている方だとSDカードを入れているという方が多いかと思います。
SDカードを入れている場合だと、データ移行は非常に楽です。
・機種変更前にスマホの「データコピー」もしくは「ドコモバックアップ」というアプリがあるので立ち上げます。
・「データコピー」、「バックアップ&復元」という項目が出ていきますので「バックアップ&復元」を選択します。
・「スタート」を選択し、許可画面が出た場合は全て許可を選択します。
・次に「バックアップ」を選択します。
・バックアップできる項目が出てきますので、必要なところへチェックを入れて「バックアップ開始」を選択します。(SDの容量が少ないという方以外は全てバックアップで良いかと思います。)
・バックアップが終了すると、画面が変わりますので画面が切り替わりバックアップが終了すれば、今のスマホでのバックアップは終わりです。
・次に機種変更後に新しいスマホで機種変更前と同じように「データコピー」立ち上げます。
・「データコピー」、「バックアップ&復元」という項目が出ていきますので「バックアップ&復元」を選択します。
・「スタート」を選択し、許可画面が出た場合は全て許可を選択します。
・次に「復元」を選択します。
・復元したいデータを選択し、「復元開始」を選択します。(基本的には「最新データを選択」を押してから「復元開始」を選択すればそれぞれの項目で一番最新のデータを選んでくれてデータの復元をしてくれます)
・データ移行はこれで完了です。
※データ移行できるものは「電話帳」「スケジュール/メモ(ドコモサービスのものだけ)」「画像」「動画」のみです。
※それ以外のアプリなどはアプリごとに機種変更前にバックアップが必要です。
※データ移行での補償はありませんので失敗してデータが消えたとしても自己責任となりますのでご注意ください。
iPhoneでバックアップを取る方法は、iTunesもしくはiCloudから同期を掛ければ、バックアップが取れます。
アプリを取る為のアカウント
アカウントはスマホかiPhoneかによって異なりますが、今の機種でログインしているgoogleアカウント(ログインしているgmailアドレスとパスワード)もしくはApple ID(IDは自身で設定したメールアドレスで一般的にはiCloudのメールアドレスを使うことが多い、後はパスワード)が必要となります。
アプリの引き継ぎ
アプリは引き継ぎ方法がアプリごとで違ってきますが、基本的にはログインをすれば良いものか、事前に引き継ぎ設定が必要なものなのかに分かれます。
ログインが必要なアプリについてはログイン用IDを何にしているかを事前に確認しておいてください。
引き継ぎが必要なアプリについては引き継ぎをしておいてください。
おサイフケータイ
おサイフケータイを利用している人は事前に引き継ぎをしておかないと新しい機種ですぐに利用することはできません。
ドコモが提供しているIDというおサイフケータイであれば、IDアプリを開き、機種変更引き継ぎという項目から事前に引き継ぎ設定が必要です。
実際に下取りを行う手順
店頭下取りの場合
・機種変更後にデータ移行を行い(電話帳くらい)、データを確認した後にドコモショップスタッフと一緒に下取りする機種の初期化を行う。
・初期化が出来たらドコモショップスタッフに下取りする機種を渡し、下取り手続き終了。
・自宅に帰ってから新しい機種でアプリなどのデータを引き継ぎやログインをして使える状態に自分でしていく。
後日下取り
・機種変更後、今までの機種も一緒に持って帰る。
・自宅で新しい機種にデータの引き継ぎをしていく(うまく行かなければ今までの機種を使いながら確認して引き継ぎ作業をする)。
・データ引き継ぎが終われば、今までの機種を初期化する(わからなければそのままでも良い)。
・ドコモショップへ下取りする機種を持っていき、下取り登録をしてもらい下取り機種を回収してもらう(初期化の方法が分からなければ回収するときに教えてくれます)下取り終了。
郵送下取り
・機種変更後、1週間程度で下取りキットが届く。
・自宅で新しい機種にデータの引き継ぎをしていく(うまく行かなければ今までの機種を使いながら確認して引き継ぎ作業をする)。
・データ引き継ぎが終われば、初期化をして返信用封筒に下取り機種を入れる(初期化の方法が分からなければ下取りキットの説明書を見ながら初期化を行う)。
・下取り機種の入った返信用封筒をポストに投函して、手続きは終了
※郵便ポスト投函前に返信用封筒から追跡サービス用のシールをはがして保管しておいてください(送付状況をご自身で確認できます)。
・下取り窓口に届いたら、下取り窓口で下取りの検品が行われてポイント付与という流れとなる。
よくあるトラブルやクレーム
後日下取りの場合
後日持っていったときに前回案内があった下取りポイントよりも減額になっている。
その原因としては、持って行ったときに画面割れが見つかったりすると減額となります。
また、そういうことがなかったとしても持っていくときが遅くなると下取りポイントの改定が入り、減額となる場合がありますのでご注意ください。
機種変更をするときに「今の下取りポイントはいつまでか?」ということは事前に確認をしておきましょう。
郵送下取りの場合
オンラインで機種変更の場合、機種変更の申し込みをしてからドコモでの登録完了までに概ね3日ほど掛かります。
ドコモでの登録が完了した日を基準に下取りポイントが決まります(後は実際の検品で減額があるかどうか次第ですが)。
下取りの改定のギリギリのタイミングで申し込みをしてしまうとドコモでの登録完了が間に合わず、下取り額が変動する場合がありますので手続きをする際は余裕をもって行いましょう。
故障症状などで下取りできない場合は、返品されますのでご注意ください。
下取りではこのような点がよくトラブルになりがちな項目ですので、ご注意ください。
特に後日下取り・郵送下取りの場合は下取りするまでの期間手元に機種がありますので、故障や画面割れになると減額や下取り不可となってしまいますので下取り機種の取り扱いには十分注意してください。