皆さんは子供にiPhoneを持たせるなら、どの携帯電話キャリアを選びますか?やはり最大手のドコモでしょうか。
携帯電話各社は、いずれも子供が利用者の場合に使える学割サービスを提供しています。中でもドコモの学割はさまざまな点で大きなメリットがあります。
今回は、それらを詳しく見ていきましょう。ぜひ子供さんのiPhoneを買われる際に参考にしてみてください。
学割ではどのキャリアを選ぶべきか?
学割を使って子供にiPhoneを持たせる場合は、どのキャリアを選ぶと良いのでしょうか。結論から言うと「ドコモを選ぶのがおすすめ」です。
「ドコモを選ぶと良い」それは、以下のような理由からです。
・すでに家族でシェアパックを利用しているならシェア回線を足すのがとても安価
・学割でiPhoneを購入する場合の価格がauやソフトバンクより安い
→iPhone7で734円。iPhone8で1247円
・上記の価格は格安SIMと比べても非常に安い
・キッズケータイ等を持っていて新規契約にならなくても、家族紹介キャンペーンを使うと解約料金が相殺される
このようにドコモの学割は非常にお得な内容となっています。次の章からは、これらの理由を一つ一つ詳しく見ていきます。
ドコモの学割の概要とメリット
まず、ドコモの学割がどういった内容になっているのか、また他のキャリアと比較してどこにメリットがあるのかということについて見ていきましょう。
ドコモの学割サービスは以下のような内容で提供されています。
・25歳以下であれば学生でなくても無条件で適用
・対象プランを契約することが必要
→対象プランは後述します。
・1年間月額料金が1500円割引される
このように、ドコモの学割サービスは1年間に限定されたものとはなっていますが、25歳以下であれば学生でなくても無条件に利用することができるサービスです。この学割サービスには、1年間月額料金が割引される他に次のようなメリットがあります。
・シェアグループの家族全員に3000円分のdポイントが付与される
ドコモの学割サービスでは、契約者(利用者)だけでなく、このように家族にもメリットがあります。
iPhoneは学割でこれだけお得に!
実は学割を使うとiPhoneは非常にお得に購入することが出来ます。具体的にどのくらいお得になるのでしょうか。ここではiPhone8とiPhone7を例に挙げて、実際に買う時に必要な購入代金を見てみましょう。
<iPhone8>
最新のiPhone8(64GB)での通常金額と学割適用後の金額は以下のようになります。
通常金額 | 学割適用後 | |
支払い金額と回数 | 月額945円×24回 | 月額875円×24回 |
支払い総額 | 22680円 | 21000円 |
差額 | 1680円 |
<iPhone7>
今度は一世代前のiPhone7(32GB)について見てみましょう。
通常金額 | 学割適用後 | |
支払い金額と回数 | 月額648円×24回 | 月額648円×24回 |
支払い総額 | 15552円 | 15552円 |
差額 | 学割では月々1500円の割引が適用される |
このように、最新のiPhoneを通常金額で購入するのに比べると、一世代前のiPhone7を学割で購入するとかなり安くなることがわかります。
学割は誰が対象?
実際に学割を利用できる対象者は誰なのでしょうか。実はドコモでは学生でなくても学割は利用できるのです。ここでは、対象者と適用条件を併せて確認しておきましょう。
学割の対象者
学割の対象者は以下のようになっています。
利用者が25歳以下であること
学割という名前にはなっていますが、25歳以下であれば学生でなくても利用できるようになっています。
<適用条件>
学割が適用される条件にはどういったものがあるのでしょうか。
・利用者が25歳以下
・新規契約であること
・対象プランを契約すること
・SPモード契約をすること
なお、対象プランとは以下の通りです。
・新規でXi契約をし、「カケホーダイ」「カケホーダイライト」「シンプルプラン」のいずれかに加入すること
・対象パケットパックに加入すること
対象は「データSパック(2GB)」「データMパック(5GB)」「ウルトラデータLパック(20GB)」「ウルトラデータLLパック(30GB)」「シェアパック5(5GB)」「シェアパック10(10GB)」「シェアパック15(15GB)」「ウルトラシェアパック30(30GB)」「ウルトラシェアパック50(50GB)」「ウルトラシェアパック100(100GB)」
・spモードを契約すること
このように、学割は25歳以下で一定の条件を満たす場合に利用することが出来ます。
最低料金の内訳
携帯電話キャリア各社の学割を適用した場合の料金はどのようになっているのでしょうか。最も低価格になるのはどのキャリアなのでしょうか。
ここで、ドコモ/au/ソフトバンク各社の学割を適用した最低料金を整理すると以下のようになります。プランはかけ放題などのないシンプルなタイプとします。なお、ソフトバンクではシンプルなプランがないので、「スマ放題ライト」の金額としています。
携帯電話キャリア | ドコモ | au | ソフトバンク |
プラン | シンプルプラン | auピタットプラン | スマ放題ライト |
月額料金 | 734円 | 1480円 | 3980円 |
このように見ていくと、学割適用後の料金は各社でかなりの差があること、またドコモは中でも非常に低価格であることがわかります。
ドコモ WITHとの比較
ドコモでは対象端末を購入する場合、月額料金を1500円割引する「ドコモ WITH」というサービスを提供しています。学割と、このドコモWITHとはどちらがお得になるのでしょうか。
まず、学割とドコモWITHの比較をする前に、両者のメリットとデメリットはどういったものでしょうか。
<学割のメリット・デメリット>
・機種を自由に選択できる:メリット
・割引は1年間のみ:デメリット
<ドコモWITHのメリット・デメリット>
・ずっと割引が続く:メリット
・選べる機種が少ない(iPhoneが選べない):デメリット
学割とドコモWITHの比較をしてみると、端的に言って学割には「機種を自由に選択できる」メリット、そしてドコモWITHは「ずっと割引を受けることができる」メリットがあることがわかります。
ここで一つ疑問が出てきます。それは、「学割でiPhoneを購入し、学割が切れる1年後に機種変更したらどうなるか」というものです。
つまり
・最初の1年間:学割を利用(月額734円)。1年後には1500円の割引がなくなる
・2年目:機種変更してドコモWITHに(1500円割引)
この場合、2つの大きなメリットがあります。
・SIMを差し替えればiPhoneを月額1500円で使い続けられる
・解約金の支払いが不要
ただし、以下の点に注意が必要です。
・新しいiPhoneに買い替える場合は、プラン変更が必要
・一番安いMONOで2万5,272円なので、通算16ヶ月以上WITHを使ってようやく元がとれる
そのため、「同じiPhoneを長期間使う」といったつもりがあるのであればおすすめできますが、そうでない場合にはあまりおすすめではありません。
ドコモWITHを使う場合は、学割でiPhoneなどを購入して、割引を継続したまま使いたいという場合に有効ですが、頻繁に端末を変更する場合はあえて変更の手間を取る必要はないのかもしれません。
申し込み方法
ドコモの学割を利用する場合、具体的にどういった方法で申し込めば良いのでしょうか。詳しくは別記事を参照して頂きたいと思いますが、具体的に学割を申し込む際の流れは以下のようになります。
学割は基本的に適用条件を満たすことで使えるようになっています。
<適用条件>
先ほど説明した通り、条件は以下のようになっています。まずは、この条件に自分が該当するかどうかを確認しましょう。
・利用者が25歳以下
・新規契約であること
・対象プランを契約すること
・SPモード契約をすること
この条件に該当することが確認できれば、実際に契約を行うことができますが、その際には本人確認書類など必要なものがあります。なお、ドコモの契約は小学生以下(12歳未満)の場合は、本人名義で契約することは出来ず、親の名義で契約し、子供を利用者として登録するという方法を選択する必要があります。
<必要書類>
先ほど少し説明しましたが、契約は本人名義で行う方法と親の名義で行う方法の2つがあります。しかし、基本的には年齢がわかる以下のような公的書類があれば契約は可能です。
・健康保険証
・住民票
・マイナンバーカード
など
ちなみに、親の名義で契約して子供を利用者とする場合は、親の証明書も必要となりますので併せて準備しましょう。
申し込み自体は、以下の方法で行うことが出来ます。
・ドコモショップ
・家電量販店
・ドコモオンラインショップ
なお、以下のサービスは同時に利用することが出来ないので注意が必要です。
・U25応援割
・ドコモWITH
ドコモで学割を申し込む際は、こういった流れで行います。
まとめ
「学割サービスを利用するなら、やっぱりドコモが良いのでしょうか」「iPhoneは学割で買える?」。ドコモの学割サービスを使って子供にiPhoneを持たせる場合、こういった疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
今回は、「ドコモの学割サービスとはどういうものか」、「iPhoneはいくらくらいで買うことができるのか」、といったことについて見てきました。
ドコモの学割の大きな特徴としては、「25歳以下であれば無条件で利用できる」「1年間に限って割引が適用される」といったことが挙げられます。ちなみにauやソフトバンクに比べて、月額料金は安くなっています。
ドコモには同じように割引が適用される「ドコモWITH」と呼ばれるサービスがありますが、こちらでは「端末が限定される」「iPhoneが使えない」というデメリットもある反面、永久的に割引が適用されます。
したがって、手続き等が煩雑にはなりますが「学割でiPhoneを購入し、1年後にドコモWITHに変更。SIMを差し替えてiPhoneを使い続ける」という方法もあることはあります。ただし、この方法は長くiPhoneを使うのでなければおすすめできません。
学割の手続き自体は特に複雑なものではありませんが、小学生以下は契約名義人にはなれないので注意しましょう。
このように、ドコモの学割はデメリットはありますが、他社より料金が安いなどのメリットがありおすすめできます。また、機種もiPhoneを含めてさまざまなものが選択できますので、子供に使わせる際にも良いでしょう。