ドコモファミリー割をかしこく利用し月額料金を抑える方法

どの携帯会社でも家族で契約するといろいろな割引きを受けられるので、家族内で携帯会社を統一しているでしょう。

しかし、契約した時期がずれていたり、家族で離れて暮らしている場合、申し込みを忘れて家族で受けられる割引きを受けそこなっている方もいるかもしれません。

今回はドコモの携帯・スマホユーザーの家族が受けられる「ファミリー割」について紹介していきますので、少しでも料金を抑えることができそうな場合は「ファミリー割」に申し込んで割引きを受けてくださいね。

 

ドコモの基本料金は?

ドコモの基本料金のプランは大きく分けて下記の2種類があります。

FOMAプラン:折りたたみ携帯(ガラケー)用のプラン
プランの特徴としては、基本料金プランが通話頻度によって約6種類から選べます。

Xiプラン:スマホやSPモード携帯(ガラホ)用のプラン
プランは約3種類から選ぶことができます。スマホにしている方は基本的にXiプランになっています。

 

ドコモのファミリー割の内容は?

ドコモの家族間で受けられる割引きの正式名称はファミリー割引と言います。

ドコモのファミリー割に申し込むと受けられる割引きの内容は、大きく分けて下記の4つです

  • 基本使用料25%OFF
  • 家族内のiモードメール無料
  • 家族内の通話料24時間無料
  • 携帯から自宅の電話への通話料10%OFF

 

基本使用料25%OFF

基本使用料25%OFFは、FOMAプランが対象ですので、スマホを使っている方はこの割り引きは受けられません。

スマホではこの割引きは適用外となると、ガラケーのほうが得なように思えますが、スマホで2年契約をしていればすでに基本使用料が通常の半額になっているので、さほど変わりはありません。

 

家族内のiモードメール無料

iモードというのは、ガラケーのメールのことを指しますので、こちらもスマホは対象外です。

スマホだとネットの定額プランを組んでいる方が大半なので、基本的には追加料金がかからずメールが出来ます。※容量制限が掛かって追加などをすると料金はあがります。

 

家族内の通話24時間無料

家族内の国内通話が24時間無料で、こちらはスマホも対象です。

ドコモのファミリー割に組み込まれた回線内の通話が全て無料になりますので、家族間でよく通話をする方はこれだけでかなり通話料金を抑えられるでしょう。

※家族内でも国外通話だと料金が掛かるのでご注意ください。

 

携帯から自宅電話への通話料が10%OFF

事前に指定した一般電話への通話料が10%OFFになりますが、こちらもスマホは対象外です。

ここまでの割引き内容を見ると、「ドコモファミリー割」はスマホの方だとあまり関係ないと思ってしまいますが、スマホでもファミリー割に加入しないとデータ量をわけあえる「シェアパック」に加入ができません。

また、「シェアパック」を契約しなくても、ファミリー割の加入自体にはお金がかからず、入っていても損することはありませんのでまだの場合は加入しましょう。

ただし、誰でも加入できる訳ではありませんので続いてファミリー割の加入条件についてご案内します。

 

ファミリー割の条件

ドコモのファミリー割の条件は大きく分けて3つあります。

  • 2回線以上が必要
  • ファミリー割に加入できる家族は3親等以内
  • ファミリー割1グループの最大回線数は20回線

 

2回線以上が必要

一人では家族割に申し込みできず、最低2人以上の契約が必要となります。

ご主人の携帯と奥様の携帯をご主人名義にされている場合は、ドコモ上1人で2回線持っていることになりますが、その場合でも家族割は組めます。

ドコモでは回線数で見ていますのでご安心ください。

 

ファミリー割に加入できる家族は3親等以内

ファミリー割に加入する為にはまず、家族の中心になる主回線を決め、主回線を決めたらその人を中心に、3親等以内の人でないとその家族のグループに入れません。

  • 1親等とは:あなたと配偶者の「父母」「お子さん」まで
  • 2親等とは:あなたと配偶者の「祖父母」「孫と孫の配偶者」「あなたとあなたの配偶者の兄弟」まで
  • 3親等とは:あなたと配偶者の「伯父・伯母・叔父・叔母とその配偶者」「甥・姪とその配偶者」「ひ孫とその配偶者」まで

 

ファミリー割1グループの最大回線数は20回線

以前は最大10回線でしたが、今は20回線までグループに入れることができます。

 

ファミリー割を利用してお得にする方法

まず全員がお得になる訳ではありませんが、ドコモのプランを見直すとお得になる人もいるので特徴をご案内します。

  • 通話は家族内が主で基本料金プランがカケホの場合
  • 家族が別々にデータ量プランを契約している

 

通話は家族内が主で基本料金プランがカケホの場合

家族間の通話が主な方は、通話料のプランを変更するだけで毎月の料金を下げらる可能性があります。

ドコモ通話基本料金表
カケホーダイ             :2,700円 24時間話し放題
カケホーダイライト    :1,700円 5分以内の通話無料
カケホーダイシンプル :980円 無料通話なし

※カケホーダイシンプルはシェアパック専用プラン

ファミリー割に入れば家族間の通話は無料なので、通話相手がほとんど家族のみの場合、高い通話料のプランは必要ありません。

「カケホーダイ」から「カケホーダイライト」にするだけで毎月1,000円安くなり、年間では12,000円節約できます。

「カケホーダイシンプル」に入ることができれば、毎月1,720円、年間では約20,000円も安くすることができます。

 

家族が別々にデータ量プランを契約している

家族3人がそれぞれデータ量プラン(5GB)に個別で契約している場合で、シェアパックに加入したらどれ位安くなるのか見てみましょう。

家族3人でそれぞれデータプランを契約する場合とシェアプランを活用した場合の料金比較

家族が個別にデータ量のプランを契約する場合
(合計15GB)
家族でシェアプランに入り15GBを分け合う場合
(合計15GB)

父(5GB):5,000円

母(5GB):5,000円

子(5GB):5,000円

父(15GB):12,500円

母(シェアプランオプション代):500円

子(シェアプランオプション代):500円

合計:15,000円 合計:13,500円

家族でデータ量をわけあえる「シェアパック15」にまとめるだけで、利用データ量は15GBのままで、毎月の料金が1,500円も安くなり、年間では18,000円も節約できます。

 

家族割のデメリットはある?

基本的に無料のサービスなのでデメリットはあまりありませんが、下記の2点に注意してください。

〈家族割を組んでも基本料金は全員分は安くならない〉
スマホのプランや折りたたみ携帯でも、2年契約をしている場合は、すでにそこで基本料金が安くなっているので、ファミリー割へ加入しても大幅な割引きは期待できません。

〈家族割のグループが20回線に限られている〉
1グループで20回線まで加入できるので、余裕だろうと思われがちですが、あなたの家族と配偶者の家族をできる限り追加していると、新しくドコモで契約をする場合に空きがなく、追加できない可能性が出てくるので注意してください。

特に結婚をして、今までそれぞれファミリー割に加入していたのを、お互いの家族で一緒のグループに統合した場合は、一気にグループ回線が増えてしまいます。

よく電話をする家族間でファミリー割に加入したほうが無難と言えます。

 

家族割加入の手続き方法は?

ファミリー割の手続きは、ドコモショップのみで受け付けています。

書類は不要ですが、契約者の本人確認として免許証などが必要ですので忘れずにお持ちください。

 

新規で家族割の加入をする場合

新規でファミリー割を申し込む場合、ファミリ-割を受ける回線の名義となっている契約者が、一緒に来店できれば一番です。

もし、どちらかしか来店が難しい場合は、来店できない人へドコモショップのスタッフから電話確認が必要となりますので、事前に電話の出れる時間を確認しておいたほうが良いでしょう。

 

すでに家族割があるグループの中に加入する場合

家族の中で誰が主回線になっているか確認をしてください。

「主回線になっている携帯番号と名義の人の生年月日」を確認しておいてください。

事前準備が出来たら、ドコモショップに来店をしてください。

手続きの際に、「家族割になっている人の名前・携帯番号」を聞かれますので伝えます。

また、「主回線の人の生年月日と主回線との家族関係」を聞かれますので合わせて伝えます。

同名字であれば、そのまま手続きができます。
※異名字・異住所の場合は主回線への電話確認が必要となります。

 

ファミリー割の注意点

加入中であれば特に注意することはありませんが、ファミリー割を抜ける際は注意が必要です。

すでにファミリー割の中に入っていて、あなただけが抜ける場合、あなたの来店があれば中心になっている主回線やその他の家族割グループの中の人たちへの確認はなく、あなたの意志だけで抜けることができます。

ファミリー割のグループから抜けることで、通話料が発生するようになりますので、ファミリー割から外れていることに気づかずに通話をしていると高額請求になる可能性があるので注意してください。

基本的には、抜ける場合は家族割の人には事前に抜けることを伝えておくのが良いでしょう。

また、誰が家族割かわからない場合は、主回線の人がドコモショップへ行き、免許証の提示があれば、どの番号がグループに入っているかを教えてくれます。
※主回線以外の人だと免許証の提示があっても個人情報の関係で教えてくれません。

 

その他気になるポイント集

〈異住所はどうなる?〉
異住所の場合は、あなた(加入したい名義人本人)がドコモショップへ来店し、ドコモショップでの手続き中に主回線へ電話連絡が取れれば加入できます。
「あなたと主回線の家族関係」「主回線の電話番号」「主回線の名前フルネームと生年月日」を聞かれますので、事前に不明点は確認をしておいてください。

〈婚前・事実婚は家族割を適用できる?〉
婚前や事実婚では残念ながらファミリー割は適用されません。結婚をしてからドコモショップで手続きを行ってください。
通話をお得にしたいのであれば、基本料金プランをカケホーダイにすれば、家族以外でも24時間国内通話が無料です。
※基本的に無料ですが、一部特殊な電話番号などに掛けると料金発生しますので注意してください。

 

ファミリー割以外にお得な割引きはある?

ファミリー割以外のドコモのお得な割引きサービスを紹介します、割引きが受けられるものはすべて受けて毎月の料金をお得にしちゃいましょう。

 

おうちのネット回線はドコモ光でお得

おうちのネット回線がまだドコモ光でない場合は、ドコモ光に乗り換えると「ドコモ光パック」で通信費が割り引かれお得になります。

また、家ではWi-Fiを利用することで、スマホのデータ通信量を抑える事ができるため、データ量のプランを下げる事もできます。

ドコモ光パックの割引き額は、シェアパックのコースが大きくなるほど割引も大きくなります。

ドコモ光パックのシェアパックごとの割引き額表
戸建てタイプ マンションタイプ
ウルトラシェアパック100:-3,000円 ウルトラシェアパック100:-3,200円
ウルトラシェアパック50:-2,500円 ウルトラシェアパック50:-2,500円
ウルトラシェアパック30:-2,000円 ウルトラシェアパック30:-2,000円
シェアパック15    :-1,800円 シェアパック15    :-1,800円
シェアパック10    :-1,200円 シェアパック10    :-1,200円
シェアパック5     :-800円 シェアパック5     :-800円

 

機種変更をするならWITHシリーズ

機種変更をするなら、WITHシリーズがお得です。

WITHシリーズとは、今年のドコモ夏モデルで発売されたシリーズで、今回はサムスンと富士通からそれぞれ1機種ずつ出ています。

機種代金は約40,000円と安くはありませんが、WITH割というものが適用され、毎月1,500円基本料金が安くなります。

大きな特徴としては、一般的な月々サポートと呼ばれる値引きは最大2年間の割引だけですが、WITH機種から2年以降も機種変更しなければ1,500円の値引きがずっと続きます。

プランを見直しても、これ以上は安くならないという人は、WITHシリーズの機種に変えてずっとその機種を持てばお得が続きます。
機種代金の支払いが終わっても、そのまま1年間機種変更をしないと他の機種と比べて、年間約18,000円もお得になります。

 

ドコモファミリー割は受けた方がお得

ドコモのファミリー割に加入すると、以下の理由でお得になるのですすめです。

  • 家族間の通話が無料
  • シェアパックに加入できる
  • ガラケー専用の割引きがある
  • ファミリーパック加入料金はかからない

家族で20回線まで登録できるので、もれなく加入し割引きを受けてくださいね。

また、ファミリー割以外で割引きを受ける方法には、家のネット回線をドコモ光にするというのも有効ですので、この機会にドコモ光に乗り換えも検討してみてください。