ドコモ光は、数多くのプロバイダーから自由に選んで契約することができるネット回線ですが、新規でどのプロバイダーと契約したらよいのか分からないという声が多く聞かれます。
また、現在すでにドコモ光を契約中の方もプロバイダーを変更するだけで、通信速度が改善する可能性もあるので、現在の通信速度が遅いと感じている方は、乗り換えを試してみる価値があります。
そこで今回は、ドコモ光で選べるプロバイダーの中で、おすすめのプロバイダー情報や、乗り換えの手順、回線ごと変更するケースなどを取り上げて紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
目次
ドコモ光で選べるプロバイダー
ドコモ光では契約時に26社のプロバイダーから自由に選択することができ、プロバイダーごとにタイプA・タイプBの2つの料金プランに分けられています。
プロバイダーごとの料金の違い
ドコモ光ではほとんどの方が、ネット料金とプロバイダー料金が一緒になっている「タイプAかタイプB」からプロバイダーを選択しますが、タイプA・Bに該当しないプロバイダーを利用したいという方に向けて、プロバイダー契約が別の「単独プラン」というものも用意しています。
タイプA・タイプBに対応するプロバイダーを整理すると、以下のようになります。
【タイプAプロバイダー】
ドコモネット, ぷらら, So-net, GMOとくとくBB, DTI, BIGLOBE, Exciteなど20社
【タイプBプロバイダー】OCN, Asahi-net, T-COM,TNC,wakwak,@ちゃんぷるネットの6社
タイプA・タイプBの月額料金を整理すると、以下のようになります。ここでは、参考として単独タイプの料金も紹介します。
ドコモ光で選べるプロバイダーのタイプと月額料金 | |||
プラン | タイプA(月額) | タイプB(月額) | 単独タイプ(月額) |
マンションプラン | 4,000円 | 4,200円 | 3,800円 |
戸建てプラン | 5,200円 | 5,400円 | 5,000円 |
タイプBに比べてタイプAの方がそれぞれ200円、月額料金が安いことがわかります。
単独タイプは、上記の料金に別途契約したプロバイダーの料金がかかりますので、タイプBよりさらに数百円高くなります。
プロバイダーはどこを選べばよい?
ドコモ光では、プロバイダーによってタイプA・タイプBに分けられることや、月額料金が若干タイプAの月額料金の方が安くなることを紹介しましたので、それらを踏まえ上手なプロバイダーの選び方を紹介します。
プロバイダーを選択する際のポイントは以下の通りです。
- 通信設備が整っているかどうか
- 高速な通信規格に対応しているかどうか
通信設備が整っているプロバイダーの場合、会員数が多くてもネットワーク帯域の不足による速度低下などは発生しにくくなります。
反対に、マイナーなプロバイダーは会員数が少ない場合が多いですが、設備が整っていなければ通信速度に影響が出るケースもあるので、会員数=混雑とは言い切れないのです。
通信設備の整備に力を入れているプロバイダーは、やはり大手が多いです。→OCN、so-netなど
また、高速な通信規格という意味では従来の「IPv4」に比べて高速な通信が行える「IPv6プラス」に対応したプロバイダーを選択するとより高速で安定したネット通信が可能です。
→GMOとくとくBB
ドコモ光でプロバイダーを変更するメリット
いったん契約したプロバイダーを解約して、他へ変更するメリットを2つの理由に絞って解説します。
通信速度が速くなる可能性がある
ネット回線の通信速度は、ネットの利用者の集中する時間に回線が混雑する事で起こるケースと、もともと提供している最高速度値が遅い場合があります。
プロバイダーの選び方の部分で少し解説しましたが、プロバイダー間で処理能力が異なるため、プロバイダーのみの変更でも、改善する余地があるのです。
また、その際は「次世代通信技術のIPv6」を提供しているプロバイダーがおすすめです。
タイプAにすれば料金が安くなる
単独タイプでの契約や、タイプBだった場合にタイプAへ変更すると毎月の基本料金を数百円安くすることができます。
タイプAとタイプBで通信品質に違いはありませんので、こだわりが無い場合はタイプAから選びましょう。
ドコモ光でプロバイダーを変更するデメリット
逆にプロバイダーを変更するとデメリットになる場合もありますので、しっかり理解してから変更してくださいね。
解約金がかかる可能性がある
プロバイダーによっては、一定の利用期間内の解約の際には違約金の支払いが必要になるケースがありますので、解約する場合はプロバイダーに確認しておくことをおすすめします。
プロバイダーメールアドレスが使えなくなる
プロバイダーを乗り換えると、プロバイダーから提供されているメールアドレスは使えなくなり、登録している各種サービスや、友人などにメールアドレス変更を知らせる必要が出てきます。
プロバイダーを変更しても、アドレスは残したい場合は、別途数百円毎月支払うことで可能な場合がありますので、契約中のプロバイダーにお尋ねください。
ドコモ光のプロバイダーの変更手順
具体的にドコモ光でのプロバイダー変更の手順を説明します。
また、プロバイダーを変更する際は、ケースにより手数料がかかります。
ドコモ光プロバイダー変更と手数料について | |
同一タイプ内でのプロバイダー変更(AはA、BはBへの変更) | 事務手数料:3,000円 |
タイプ変更(AからBへ・BからAへ変更) | 事務手数料:3,000円 |
単独タイプからAまたはBへ変更 | 無料 |
タイプA・Bを廃止(単独タイプへ変更) | 事務手数料:3,000円 |
1) 本人確認の実施
ドコモ光でプロバイダー変更を行う場合は、まず本人確認が必要となります。
これは、ドコモの携帯電話の有無によって2つに分けられます。
- ドコモの携帯電話がある場合:書類は不要です
- ドコモの携帯電話がない場合:ドコモ光の契約IDか契約書類を準備する
2) 変更手続き
手続きはドコモショップか電話で行います。
<ドコモショップの場合>
店頭で「プロバイダーを変更したい」旨を話すと手続きを進めてくれます。
<電話の場合>
以下に電話して、「プロバイダーを変更したい」旨を話すと手続きを進めてくれます。
総合窓口⇒0120-800-000 受付時間:午前9時〜午後8時
プロバイダーの変更に伴って違約金が発生するケースがありますので、先にプロバイダーに確認すると良いでしょう。
回線ごと乗り換えはあり?
ここまで、ドコモ光でプロバイダーを乗り換えることについて見てきました。
しかし、乗り換えても通信速度の改善が見られない場合は、ドコモ光から回線ごと他ネット回線に乗り換えるという選択肢もあります。
回線の乗り換えは手間がかかるため、頻繁に行うことではありませんが、最後にとるべき手段としては持っておくべきでしょう。
ここでは携帯電話キャリアが運営する2つの回線への乗り換えを想定して、説明します。
auひかりへの乗り換え
まずは、ドコモ光からauひかりへの乗り換えを見ていきましょう。
auひかりはKDDIが運営しているインターネット接続サービスです。
ドコモ光がNTTのフレッツ光回線を利用しているのに対し、auひかりはKDDIの光ファイバー回線を利用しているといった違いがあります。
auひかりの特徴は以下のようなものが挙げられます。
- キャッシュバックが高額
- 初期費用が安い
- 回線が混雑しにくい
auひかりの契約は、代理店から行うと公式の特典と代理店の特典の両方をもらえるため、代理店からの申込みをおすすめします。
auひかりの申込みで高額キャッシュバックが貰える「NNコミュニケーションズ」の特典内容と公式のキャンペーンを紹介します。
代理店NNコミュニケーションズとauひかり公式の申込み特典一覧表 | |
代理店特典 |
電話+ネット回線:50,000円 ネット回線のみ:43,000円 |
公式特典 |
スタートサポート:他社ネット回線の解約違約金30,000万円まで還元 スタートサポートプラス:毎月1,000円割引×12ヵ月+電話オプション12ヵ月無料 工事費実質無料:毎月の工事費と同額を引くことで実質無料※ |
※工事費無料キャンペーンは、戸建てタイプの場合にはひかり電話の申込みも必要です。
ネット回線のみの申込みでは、15,000円の工事費がかかります。
このように費用面で、auひかりは非常にお得なものとなっていますが、乗り換えには必ず工事が必要ですので、工事費の調整や立ち合いといった手間がかかり、また契約が集中する時期は工事までに少し時間がかかる可能性もあります。
しかし、auひかりはKDDI回線を単独で使うため、ドコモ光に比べ回線が混雑しにくく、通信が安定するというメリットがあります。
ソフトバンク光への乗り換え
ドコモ光からの乗換え先のもう一つの候補は、ソフトバンク光です。
ソフトバンク光は、ドコモ光と同じNTTのフレッツ光回線を利用している「光コラボ回線」です。
ソフトバンク光の申込みを「代理店エヌズカンパニー」から行うと、ソフトバンク光公式のキャンペーンと併用できるので両方紹介します。
代理店エヌズカンパニーと公式の申込み特典一覧表 | ||
代理店特典 | 新規 | 特典A:現金キャッシュバック27,000円
特典B:現金キャッシュバック23,000円+無線ルーターor無線中継器 |
転用 | 13,000円 | |
公式特典 |
|
回線をソフトバンク光に乗り換えても、ドコモ光と同じフレッツ光の回線を利用しているため、劇的な速度の改善などは望めないと考えて良いでしょう。
また、使用回線は同じフレッツ光回線ですが新規申込みとなる為、再度工事が必要です。
※工事費は無料キャンペーン中の為、実質無料になっています。
ドコモ光のプロバイダーを上手に選び快適インターネット生活!
ドコモ光で選べるプロバイダー情報や、メリットデメリットなどを紹介しました。
ドコモ光は全26社のプロバイダーを提供していることから、回線速度に不満がある場合には、まずプロバイダーのみ乗換えて様子を見る事が可能です。
ネット回線ごと変更するには「工事が必要」「モデムの交換が必要」「機器の設定のし直しが必要」など大変な手間と費用がかるため現実的ではありません。
また、ドコモ光をこれから契約という場合は、有利なプロバイダーを初めから選ぶことでストレス無くインターネットを利用できるでしょう。
ぜひ、この記事を参考にドコモ光のプロバイダーを上手く選んでくださいね。