ドコモの大容量ギガプラン「ウルトラパック」は 本当にお得なの?

スマホでインターネットを思い切り楽しむには、パケット定額プランの契約が必要です。

なぜなら、スマホは昔のガラケー(フィーチャーフォン)と違い「アプリの利用・動画の閲覧・SNS・ゲーム」など、様々なことができる小さなパソコンといっても過言ではなく、データの使用量がガラケーとは桁違いだからです。

もし、パケット定額プランに入らずに、スマホでインターネット検索などをした場合、利用料金が膨大になってしまいます。

パケット定額プランは、毎月利用できるデータ量によって料金プランが分かれていますが、初めて契約する方は特にどのプランを選んだらよいかわからないでしょう。

そこで今回は、ドコモのパケットプランについて詳しく解説します、これで自分にはどのプランが合っているのかがすぐにわかります、またすでにドコモを契約中の方も、スマホの料金を見直す際の参考にしてくださいね。

 

ウルトラパックとは?

スマホでインターネットを利用する時に注意しなくてはいけない点は、パケット通信費です。

この通信費を算出する上で基になるのが、データ使用量ですがそのデータ使用量はどんな風にインターネットを利用するかによって、全然違ってくるので把握がとても困難です。

例えば、写真一枚でも写真のサイズや画質などにより、数百円~数千円まで変わるため、自分では大して利用していないと思っても、高額請求となる事もあるのです。

高額請求にならないようにパケットパックがあり、その内の20GBからのプランをドコモではウルトラパックと呼びます。

 

パケットパックは2つ

ドコモのパケットパックには、一人で契約するプランと、家族でひとつのプランを契約しギガ数を分け合うプランの二つがあります。

それぞれのプランで、契約するギガ数によって金額が変わるので、表にまとめました。

一人向けパケットパック
データSパック(2GB) 3,500円
データMパック(5GB) 5,000円
ウルトラデータLパック(20GB) 6,000円
ウルトラデータLLパック(30GB) 8,000円

次に、ギガ数を家族で分け合って使うシェアパックプランです。

家族向けシェアパック
シェアパック5(5GB) 6,500円
シェアパック10(10GB) 9,500円
シェアパック15(15GB) 12,500円
ウルトラシェアパック30(30GB) 13,500円
ウルトラシェアパック50(50GB) 16,000円
ウルトラシェアパック100(100GB) 25,000円

 

インターネットの利用方法と消費するギガ数の目安は?

パケットパックのプランを選ぶ際に、どのようにスマホでインターネットを使用すると、どれくらいのギガ数を使うのかを目安として知っておくと便利です。

【20GBで視聴可能な動画の時間】
Youtubeを低画質(360p)で視聴:月に90時間/1日約3時間
Youtubeを高画質(720p)で視聴:月に20時間/1日40分

ウルトラデータパックで20GBや30GBは本当に使いきれるのか疑問に思う方もいますが、高画質で長い時間動画、動画を視聴をすると20GBや30GBでも使いきってしまう可能性は十分あります。

 

ウルトラパックを使う条件

ウルトラパックは電話の基本プランと組み合わせる必要があり、組み合わせができるプランは下記のものになります。

電話基本プランの料金と内容
カケホーダイプラン   :2,700円 国内通話かけ放題
カケホーダイライトプラン:1,700円 1回5分以内は国内かけ放題
ドコモのファミリーグループ内で国内通話かけ放題
シンプルプラン     :980円 ドコモのファミリーグループ内で国内通話かけ放題

※全て2年自動更新の料金となります。

ウルトラパックが組み合わせられない基本プランもあるのでご注意下さい。

  • タイプXiにねん(新規申込み受付終了しているプラン)
  • シンプルプラン(シェアパック専用の為ひとり向けウルトラパックとは組み合わせられない)

 

ドコモのスマホの利用料金は実質いくらくらいになるの?

ドコモのスマホの利用料金は、電話の基本プランとパケットプランの組み合わせで決まります。
ウルトラデータパックを選んだ場合で、組み合わせを表にしました。

月の利用料の組み合わせ表(一人向けパケットパック)
カケホーダイ 2,700円+ウルトラデータL 6,000円=8,700円
カケホーダイ 2,700円+ウルトラデータLL 8,000円=10,700円
カケホーダイライト 1,700円+ウルトラデータL 6,000円=7,700円
カケホーダイライト 1,700円+ウルトラデータLL 8,000円=9,700円

次に、電話基本プランと家族で分け合うパケットシェアパックを組み合わせた表です。

 月の利用料の組み合わせ表(家族でシェアパック)
 

カケホーダイ+

(2,700円)

ウルトラシェアパック30(30GB)13,500円=16,200円
 ウルトラシェアパック50(50GB)16,000円=18,700円
ウルトラシェアパック100(100GB)25,000円=27,700円
カケホーダイライト+

(1,700円)

ウルトラシェアパック30(30GB)13,500円=15,200円
ウルトラシェアパック50(50GB)16,000円=17,700円
ウルトラシェアパック100(100GB)25,000円=26,700円
シンプルプラン+

(980円)

ウルトラシェアパック30(30GB)13,500円=14,480円
ウルトラシェアパック50(50GB)16,000円= 16,980円
ウルトラシェアパック100(100GB)25,000円=25,980円

実際の支払い額は「インターネット接続サービス代金(300円)・機種代金・オプション代金」を合計した金額から、ずっとドコモ割りなどが引かれた金額になります。

家族でシェアするプランは、代表者がウルトラシェアパックを契約し、他の家族はシェアオプションとして500円を払いシェアパックのギガを分け合います。

この時、シェアパックの料金を利用者で均等割りにするか代表者が一人で全額支払うか決めることが出来ます。

 

使いきれなかったギガはどうなるの?

毎月同じだけインターネットを使用するわけではないので、忙しかった月などは契約したギガ数が使いきれずに余る事もあり、そういった場合は翌月に1ギガ単位でくりこしができます。
※1ギガ未満は切り捨てとなり、パケットパックプランを変更をした場合はくりこしはありません。

当月の契約ギガ数から先に使われ、当月分のギガがなくなってからくりこしされたギガが消費されます。

 

ギガが足りなくなったらどうなるの?

もし契約ギガ数を使いきってしまった場合は、その月の末日まで通信制限がかかります。
※翌月1日にリセットされ通信制限は解除されます。

通信制限がかかると送受信時の速度が、最大128kbpsになります。

ちなみに、通信制限なしの状態で大体、受信時の最大速度は788Mbps位です。

数字だけではあまりピンとこないと思いますが、ガラケー(フィーチャーフォン・FOMA)の通信速度は受信で最大7.2Mbpsあります。

スマホはガラケーより重いデータ量のやり取りが主になるのに、ガラケーより速度が遅いのでは使いものにならないのは、すぐに分かりますよね。

どれほど遅いかというと、「動画は全く再生できない」「LINEで写真をもらっても表示が出来ない」「写真を送るときもエラーになり送れない」と何をするにも支障がでるほどです。

 

通信制限を解除する方法は?

通信制限がかかってしまった場合は、どうすればいいのかというと、1GBずつ1,000円(税抜き)追加すると速度制限が解除されます。

通信制限を解除するには2つの方法があり、1つはスピードモードといいます。

スピードモードは、一度設定をすると通信制限がかかった時に自動的ギガ数が追加されるサービスで、10GBまで1GB単位で設定するか無制限とするかを選べます。

例えば、スピードモード3GBを設定していて当月のギガ数を超えることがなかった時は、追加料金はありませんが、当月のギガ数を超えたら自動的に1GBずつ追加されます。
その場合、追加量が1GB内だけで収まった場合は、追加した1GBの1,000円(税抜き)のみ料金が加算されます。

このスピードモードは、廃止の手続きを取らない限り継続となりますのでご注意下さい。

もう1つは1GB追加オプションと言い、こちらは足りなくなった時にその都度追加する方法なので、毎回申し込みが必要です。

速度制限がかかる前に申し込みをすることもでき、もし契約ギガ数を超えることがなければ、申込をしても月が変われば自動的にキャンセルになります。また、追加は何度でもできます。

これらのサービス(スピードモード・1GB追加オプション)は、「ドコモショップ窓口・ドコモインフォメーションセンター」へ契約者本人が電話をするか、PC・携帯よりMydocomoサイトで申し込む事もできます。

 

ウルトラパックのメリット

ウルトラパックは、ギガ数に対して料金が割安なので、スマホを思いっきり楽しみたい人にはうってつけです。

ギガ数は、大体1ギガ1,000円と考えられ、2GBのデータSパックで3,500円、5GBのデータMパックで5,000円が相場です。

このデータLパックとウルトラパック(L・LL)のギガ数と料金を比較すると、ウルトラパックの方が断然お得なのが分かります。

  • データLパック(8GB)     :6,700円
  • ウルトラデータLパック(20GB) :6,000円
  • ウルトラデータLLパック(30GB):8,000円

※データLパックの新規受付は終了しています。

 

ウルトラパックのデメリット

ウルトラパックはインターネットをよく使う場合に最適ですが、もし使いきれていなくで毎月余らせているようであれは意味がありません。

契約時に自分がどのくらい使うかわからず、勧められたプランで契約しそのままになっていて、本当はそれほど必要なかったという方も多いです。

また、最初はよくインターネットをしていたが、最近はあまり使わないのでウルトラパックはもう必要ない、というケースもあるでしょう。

自分にウルトラパックが本当に必要なのかは、ギガ数の利用状況を確認するとすぐにわかりますので、定期的にギガ数の見直しをし、少しでもお得になるようにしていきましょう。

 

ギガ数を節約するのに効果的な方法は?

ギガ数を節約しながらも、料金を気にせずスマホでインターネットを楽しむには、家にネット回線を引きWi-Fiを利用するのが効果的です。

特に家族でドコモを利用している場合、ギガが多く必要となるので、家族向けのウルトラシェアパックに入るという手もありますが、ドコモ光でWi-Fiを利用すれば、利用できるギガは無制限なので大変おすすめです。

ドコモのスマホユーザーの方は、ネット回線にドコモ光を選ぶと、スマホとネット回線のセット割りが受けられ通信費がお得になるので、ドコモ光を選びましょう。

その際、代理店からドコモ光を契約するとキャッシュバックがもらえるので、公式サイトから申し込むよりお得です。

ドコモ光のおすすめ代理店

 

Wi-Fiを利用するには?

光回線を引いていて、Wi-Fiルーター機器があればWi-Fiの電波を利用して、スマホで無制限にインターネット通信ができます。

機種により多少違うので参考程度ですが、スマホ端末からの設定方法を紹介します。

設定→Wi-Fi→ON→接続したいWi-Fi回線を選ぶ→パスワードの入力
※Wi-Fiのパスワードは通常Wi-Fiの機器の底や側面に記載されています。

Wi-Fiに接続ができていると電波のマークが扇型に変わります。

家の中でも、Wi-Fiの機器から離れて使用する場合などは、Wi-Fiの接続が切れていたり、上手く繋がっていない状態になる事もあり、その状態で利用した場合は、スマホの契約ギガ数を消費してしまうので注意してください。

 

ウルトラパックへの変更手順(図解)

ウルトラパックへプランを変更するには「携帯ショップ・ドコモインフォメーションセンター・PC/携帯からMydocomo」より申し込みが可能です。

携帯ショップとインフォメーションセンターは、係の方の指示で簡単に変更が出来るので、ここでは自分でMydocomoから変更する方法を紹介します。

【Mydocomoからプランを変更する方法】

dメニューアプリを開く

Mydocomo・お客様サポートへ

契約内容の確認など・オンライン手続き

契約内容の確認・変更

ネットワーク暗証番号の入力※Wi-Fi利用時にはdアカウントの入力になります。

2ページ目のパケットパック/変更・解約へ

パケットパック・スピードモードのシェアパック・ウルトラシェアパックのお手続きorデータS/Mパック・ウルトラデータL/LLパックのお手続き※変更したい方へ進んでください。画像ではウルトラシェアパックで進んでます。

手続きの選択と注意事項の確認※注意事項を開き下までスクロールして閉じるを押さないと同意するにチェックは入れれません。

同意するにチェック

プランの選択

お申込書交付方法の選択をし、次へ

手続き内容の確認

ドコモオンライン手続き利用規約の同意するにチェック・手続きを完了するへ

という手順になりますので参考にしてください。

 

ウルトラパックは思いっきりインターネットを使用したい方におすすめ

ウルトラパックの内容やメリット・デメリットを紹介しました。

ウルトラパックは、利用できるギガ数に対して料金が割安なので、スマホを思いっきり楽しむためには、ウルトラパックが大変おすすめだという事が分っていただけたと思います。

この記事を参考に自分にピッタリのデータプランに変更し、毎月のスマホ利用料金をもっとお得にしてインターネットを楽しんで下さいね。