ドコモ光なら!低コストでできる必須のセキュリティ対策まとめ

今やセキュリティ対策は、パソコンやスマートフォンなど情報機器を使うのであれば必ず行う必要があるものとなっています。情報漏洩や不正アクセスなど、ひとたび問題が発生するとクレジットカードなど個人の大切な情報が外部に流出し、悪用されることにもつながりかねません。

 

多くのプロバイダーではこういった状況に対して利用者に注意喚起を行うとともに独自にセキュリティ対策を提供しています。今回はドコモ光ではどういったセキュリティ対策が提供されているのか、また、それを利用してどのように効率的な対策を行うべきなのかということについて考えます。

 

そもそもセキュリティソフトって何?

セキュリティ対策について考える前に、一般的に使われる「セキュリティ対策ソフト」とはどういうものか見てみましょう。そもそもどういった機能を持つソフトウェアでどういう種類があるのでしょうか。

 

一般的なセキュリティソフトで行われる対策

セキュリティ対策ソフトは、パソコンやスマートフォンを守るためにどういった機能を持っているのでしょうか。逆にいうと、どういう機能が必要になるのでしょうか。

 

・ウィルス検知、駆除機能

・ファイヤーウォール機能

・迷惑メール対策

・危険or有害サイトのブロック

・個人情報等の保護

など

 

以前は、ウィルス対策ソフトと言えば、単に「ウィルス検知と駆除」ができれば十分でしたが、今やインターネット上の脅威は年々増加し、サイバー犯罪の手口も悪質化・巧妙化しています。そういった状況を踏まえると、ウィルス対策ソフトには、ここで掲げたような機能が必要ではないでしょうか。

 

今主要なセキュリティソフト

インターネット上の脅威から機器を守るためにさまざまな機能を持っているセキュリティ対策ソフトウェアの役割については理解していただいたのではないでしょうか。では、セキュリティ対策ソフトウェアには具体的にどういった製品があるのでしょうか。

 

現在、一般的に広く利用されているセキュリティ対策ソフトウェアには以下のようなものがあります。

 

<ノートン>

セキュリティ対策ソフトの定番の一つで、シマンテック社からリリースされています。

 

料金:1年間で3230円 ノートン・セキュリティスタンダードの場合

→この製品ではWindows, Mac, スマートフォン・タブレットなどいずれか1台を保護できる。複数台を保護する場合は上位製品を選択することが必要。

 

長所:

・大手セキュリティベンダーであるという信頼感

・動作が軽い

 

短所:

・脆弱性対策がそれほど充実していない。

 

<カスペルスキー>

ロシアのカスペルスキー社のソフトウェアで、日本では知名度は下がりますが、性能は非常に優れています。

 

料金:1年間で3980円 1台ライセンス版の場合

→この製品ではWindows, Mac, スマートフォン・タブレットなどいずれか1台を保護できる。複数台を保護する場合は上位製品を選択することが必要。

 

長所:

・ウィルス等の検知エンジンの性能が高い

・脆弱性対策やWi-Fiのセキュリティなども優秀

 

短所:

・動作はそれほど軽くはない

 

<ウイルスバスター>

トレンドマイクロ社からリリースされているウィルス対策ソフトとしては定番のソフトウェアです。

 

料金:1年間で5380円 こちらは3台ライセンス版の場合

→この製品ではWindows, Mac, スマートフォン・タブレットなどいずれか3台を保護できる。それ以上の台数を保護する場合は製品を複数パッケージ購入する必要がある。

 

長所:

・操作が初心者にとってもわかりやすくまとめられている

・サポート体制が充実している

・料金がお得

 

短所:

・4台以上保護したい場合はパッケージを複数購入する必要がある。

 

他にもマカフィーなど、多くのセキュリティベンダーからさまざまなセキュリティ対策ソフトがリリースされています。これらが有料のソフトウェアであるのに対して、無料で利用できるものもあります。簡単に紹介しておきましょう。

 

・Avast!

・キングソフト インターネットセキュリティ

・カスペルスキー フリー

 

Avast!は無料のセキュリティソフトでは定番ともなっているもので、ウィルス検出率なども高い性能を持っています。カスペルスキーフリーも、カスペルスキーの無料版として高い性能を持っています。ただし、これら無料のソフトウェアは脆弱性の検知機能やファイヤーウォールなど機能を持っていないケースも多く、全般的なセキュリティ対策としては必ずしもおすすめは出来ません。

 

ドコモ光で利用できるセキュリティソフト

さまざまなプロバイダーでは、独自サービスとしてセキュリティ対策を提供しています。ドコモ光では、どういったものを利用することが出来るのでしょうか。

 

ドコモ光の場合、セキュリティサービスは選べるプロバイダーごとに提供されています。例えばIPv6に対応した高速通信が使えるGMOとくとくBBでは以下のような内容となっています。

 

・ウィルス対策ソフトウェア(マカフィー・マルチアクセス)が月額500円のところ1年間は無料で利用できる。ちなみに無料期間が過ぎると月額500円となります。

 

また、ドコモ光自身では、ドコモ光のレンタルルーターを利用する場合にはトレンドマイクロ社のセキュリティ対策ソフトウェアであるTrend Micro Smart Home Networkのサービスを受けることができるようになっています。

 

 

ドコモ光利用者におすすめのセキュリティ対策

ここまででドコモ光で利用できるセキュリティ対策サービスにどういったものがあるのがお分かりいただけたと思います。では、具体的にドコモ光を使う場合は、どういったセキュリティ対策をすれば良いのでしょうか。

 

ドコモ光でセキュリティ対策を行う場合、いくつかのパターンに分けられます。

 

・フレッツが提供するセキュリティサービスを利用する

・ドコモのレンタルルーターを使う

・GMOとくとくBBなどのプロバイダーのセキュリティサービスを利用する

・市販のセキュリティ対策ソフトウェアや機器を利用する

 

これを踏まえた上で、利用者の側の環境によって最適な方法を検討すると以下のようになります。

 

<一人暮らしで利用端末が1つの場合>

一人暮らしで、かつ利用する端末がスマートフォン1台のみなどの場合は、以下が手軽でさらに無料なので良いでしょう。

 

・フレッツが提供するセキュリティサービスを利用する

 

<一人暮らしで端末が複数の場合>

こういった場合は、フレッツが提供するセキュリティサービスは1台しか使えないので、市販のソフトウェアを利用すると良いでしょう。

 

<家族で利用する場合>

家族で利用する場合は、特に子供がいる場合は有害なサイトのブロックなども利用したいというニーズがあると思います。したがって、以下のようなものを利用することをお勧めします。

 

・ドコモのレンタルルーターを使う

・市販のセキュリティ対策ソフトウェアや機器を利用する

 

このように、どの方法でセキュリティ対策を行うかは、使用する端末や人数によって変わってきますので、どれが良いのかをしっかりと見極めた上で選択するようにしましょう。

 

 

よくある疑問

ドコモ光のセキュリティ対策について、最後によくある質問を紹介し、その内容について解説します。

 

NTTフレッツから転用した場合、セキュリティはそのまま使える?

フレッツ光では、1ライセンス分の無料セキュリティサービスの提供などが行われています。こういったものは転用の場合、そのまま使えるのでしょうか。

 

フレッツから転用する場合、セキュリティサービスがそのまま使えるかは光コラボ事業者によって異なります。ただし、ドコモ光の場合は「1ライセンス分の無料セキュリティサービスは、そのまま利用できる」ようになっています。

 

無料のセキュリティソフトでも十分?

セキュリティ対策には、先ほども紹介したように無料で利用できるサービスもあります。有料のものを使わずにこういった無料のもので済ませることは十分なセキュリティ対策であると言えるのでしょうか。

 

まず、セキュリティ対策ソフトウェアについて無料と有料との違いについて考えてみましょう。

 

・ウィルス検知率が有料のものは高い

・サポート体制の有無

・Webセキュリティ機能は無料のものにはあまりない

・ファイヤーウォール機能は無料のものにはあまりない

 

現在は、コンピューター内のデータを改ざんし戻すための身代金を要求するランサムウェアや、なりますしによる不正送金などウィルスの悪質化・巧妙化やインターネット上でのサイバー犯罪などが非常に増えています。こういった現状を踏まえると、無料のセキュリティ対策ソフトは確かに手軽に使えるというメリットはありますが、情報の保護という点では少し問題があるのではないでしょうか。

 

セキュリティソフトは本当に必要なの?

最後に、根本的な質問として「セキュリティ対策ソフトは本当に必要なのか」ということについて考えてみましょう。

 

一般的に企業などの情報セキュリティ指針などでも「セキュリティ対策ソフトの導入」は、セキュリティ対策での必須事項となっていることがほとんどです。もちろん、総務省が示している「情報セキュリティ初心者のための三原則」でもセキュリティ対策ソフトウェアの利用ははっきりと書かれています。

 

インターネット経由でウィルス等が入らないようにする方法としては、ルーター等ゲートウェイ部分でのセキュリティ対策機器の設置なども有効です。しかし、これは外部からインターネットを介して侵入するものについては防ぐことができますが、USBメモリなどを介して侵入する場合は防ぎようがありません。したがって、セキュリティ対策ソフトは必ず必要であると言えます。

 

しかし、セキュリティ対策ソフトウェアを導入すればセキュリティ対策は終わりではありません。「パソコンやスマートフォンのOSやソフトウェアを更新する」「IDやパスワードは厳密に管理する」といったことも指針には書かれています。セキュリティ対策を行う際には、一つやれば終わりであると考えず、こういったことも併せて行うことも忘れないようにしましょう。