「学割」は、学生にとって割引を受けることのできるお得なサービスで、飲食店や映画館などいろいろなところで一般的になっています。このサービスはドコモもでも提供されています。

今回は、ドコモで提供されている学割はどういった内容なのか。そして、どういったケースが最もお得なのかなどさまざまな点について見ていきます。

 

ドコモの学割は何がお得?

多くの携帯電話サービスで行われている「学割」サービス。ドコモの場合は、何がどうお得なのでしょうか。

また、どういった使い方がオススメなのでしょうか。今回は、まず結論から見ていきたいと思います。

ドコモで学割を利用する場合、結論から言うと、以下のようなことが言えます。

 

  • シェアパックの子回線としての契約であれば、解約して新規契約した方が安くなる
  • シェアパックでなく単独契約の場合、データ通信がほとんどないのであればauが安い
  • 光ファイバー接続を利用している場合、ドコモ光ならドコモ、auひかりを利用しているならauにするのが安い

 

学割をドコモで利用する場合に言えることは、上記のような内容となります。

では、改めて次の章からは、これらについて詳しく見ていきましょう。

 

 

ドコモの学割の適用条件

まず、ドコモでは学割がどういった条件で提供されているのかを確認しておきましょう。

ドコモで学割が適用される条件は以下の通りです。

 

  • 新規でXi契約をし、「カケホーダイ」「カケホーダイライト」「シンプルプラン」のいずれかに加入すること
  • 対象パケットパックに加入すること

 

※対象は「データSパック(2GB)」「データMパック(5GB)」「ウルトラデータLパック(20GB)」「ウルトラデータLLパック(30GB)」「シェアパック5(5GB)」「シェアパック10(10GB)」「シェアパック15(15GB)」「ウルトラシェアパック30(30GB)」「ウルトラシェアパック50(50GB)」「ウルトラシェアパック100(100GB)」

 

  • spモードを契約すること
  • 申込み時点で契約者が25歳以下であること

 

こういった条件を満たす場合に、学割が適用されます。

なお、年齢等の確認は契約時に運転免許証やマイナンバーカードのような個人を証明する方法を利用して行うようになっています。

 

ここで一つドコモでの特徴としてあげられるものに「25歳以下である」というものがあります。

これは、例え契約者が社会人であっても25歳以下であれば学割対象になるということです。

したがって、25歳以下の方は月額料金が安くなる可能性があるので積極的に利用することをおすすめします。

 

ただし、逆に大学院生などで25歳より上の年齢であれば、学生でも学割が受けられないということになります。

したがって、この条件に該当する方は注意が必要です。

 

ちなみに、過去に一度学割サービスを受けたことがあり、その後MNPなどで他キャリアに転出した場合は、番号を変更するのであれば再度学割を受けることが出来ます。

学割にはこういった条件があるので覚えておいてください。

 

学割の料金の例

先ほどは学割が適用される条件について見てきました。

「Xiの新規契約を行うこと」「対象パケットパックに加入すること」などに加えて、ドコモで特徴的な条件として「25歳以下であること」というものがあることを説明しました。

これによって、例え社会人であっても25歳以下であれば学割が利用できること、逆に学生であっても25歳より上の年齢であれば学割が利用できないことをお分りいただけたのではないでしょうか。

 

では、こういった学割の適用条件を踏まえた上で、実際に学割の適用をした場合に月額料金がどれくらいになるのかを、さまざまなケースを例に挙げて見ていきましょう。

 

シェアパックに入っている場合

これは特に家族で利用しているケースに当てはまります。学割は新規契約が対象となるので、この場合は一旦解約の上で新規に学割込みで契約する必要があります。

このケースではポイントは以下のとおりです。

 

  • 解約金がかかるが、家族紹介キャンペーンで10000ポイントが受け取れるので蘇澳歳される
  • iPhone7を選択、通話をシンプルプランにし、家族のシェアパックを使うと、月額734円という低価格で利用できる

 

ちなみにAndroidもほぼ同じような料金で利用することができますが、利用者が多いことなどを踏まえるとiPhoneにしておくのが良いでしょう。

 

 

単独で契約している場合

家族でドコモを利用するのではなく、自分1人で使っているというケースもあり得ます。このケースは使用するデータ量で分けて考える必要があります。

 

データ量が3GB以下の場合

月々の通信量が概ね3GB以下で収まっている場合は、auにMNPすることをお勧めします。

これは、1GB, 2GB, 3GBと利用した分だけ定額通信量が自動で変更され適用されるものです。

ドコモでは2GB, 5GBですので、利用量にあわせて支払いが出来るのは結果として料金の節約となります。

 

この場合の機種の選択は、「iPhone7をMNP購入サポート付きで購入し、ピタットプランで契約する」というのが最もお得になるでしょう。

 

データ量が3GB以上の場合

では、通信量が3GB以上になる場合は、どのようにすれば良いのでしょうか。この場合は、いろいろなパターンが考えられます。

例えば、以下のようなケースです。

 

  • 自宅で光回線を利用している(光コラボ)
  • 自宅で光回線を利用している(光コラボ以外)
  • 自宅で光回線を利用していない

 

まず、光コラボの回線を利用している場合は「自宅の光回線に合わせる」という選択がセット割が適用されて料金が節約できるということも考えると最もお得になると言えます。この場合には例えば以下のような選択となります。

 

iPhone7でドコモを解約し新規で契約し直す

この場合は既存のドコモの契約を解約して、新規に契約し直し、ドコモ光とのセット割にした上で、その際に学割適用を受けます。

 

料金

シンプル+20GBで5162円(月額)

 

<メリット>

料金が安いこと

 

<デメリット>

  • 解約の際に違約金が発生する
  • 電話番号が変わってしまう

 

iPhone7でauにMNPし、auひかりにする

この場合は既存のドコモからMNPでauに乗り換えて、既存のauひかりとのセット割にします。

 

料金

シンプル+20GBで5445円(月額)

 

<メリット>

  • 解約金をauが負担してくれるので実質ゼロとなること
  • 電話番号が変わらないこと

 

<デメリット>

MNPの手続きが面倒

 

このように、学割はパターンによって最適なプランの選択の仕方が変わってきますので、自分がどうしたいか、そしてそれにはどの方法が最適なのかということをしっかりと比較検討することが大切です。

 

ソフトバンクの学割はあまりおすすめではない

ここまでドコモとauの学割について見てきました。同じく大手キャリアであるソフトバンクについてはどうなのでしょうか。

ソフトバンクの学割は「学割先生」というサービス名で提供されています。このサービスの特徴としては、以下のようなものが挙げられます。

 

  • 50GBのデータ通信が3980円(月)で利用できる。(1年間限定)
  • 家族で割引を受けることが出来る

 

逆に考えると、「50GBのデータ通信が必要ない」あるいは「家族でなく個人で利用している」といったケースではメリットにならないことがわかります。

したがって、そういったケースの場合はあまりおすすめ出来ないと言えます。

 

 

学割の申し込み方法

ここまでドコモの学割をauやソフトバンクのものと比較して特徴を見てきました。

ドコモの学割は料金が安くなり、また25歳以下なら誰でも使えるなどいろいろな特色を持っていることがお分かりいただけたのではないでしょうか。

では、実際に学割を申し込む際にはどういった流れで進めると良いのでしょうか。ここでは具体的な申し込み方法を確認しておきましょう。

 

<適用条件>

適用条件は、別途説明したものを満たしている必要があります。

 

 

<必要書類>

契約の際には、本人であることを確認し、かつ「年齢がわかる」証明書をつけておく必要があります。具体的には、以下のようなものです。なお、申し込み自体は、12歳以上か未満かで少し方法が変わってきますので、分けて見ていきましょう。

 

 

利用者が12歳未満の場合

利用者が12歳未満の場合は、保護者の名義で契約し、利用者を登録することになります。この場合は、以下の書類が必要となります。

  • 健康保険証
  • 住民票

など

 

 

利用者が12歳以上の場合

12歳以上の場合は、本人か保護者か選択することが可能となります。保護者名義の場合は、先ほどの「12歳未満の場合」と同じですが、本人名義の場合は、以下のように証明書が必要となります。

  • マイナンバーカード
  • 運転免許証

など

 

いずれの場合も年齢条件を満たせば自動的に学割が適用となります。

申し込みは以下の場所でできます。

 

  • ドコモショップ
  • 家電量販店
  • ドコモオンラインショップ

 

いずれの場合でも、携帯電話を購入し、契約する場合に年齢がわかるものを提出するだけで割引が適用となります。

なお、以下のサービスは併用できません。

 

  • U25応援割
  • ドコモWITH

 

 

まとめ

学生の場合、利用料金の割引が受けられる「学割」は、非常にお得で助かるサービスです。

ドコモの場合、適用条件は「25歳以下であること」という条件があり、25歳以下であれば、社会人であっても無条件で学割を受けることが出来るようになっています。

 

今回紹介したように、学割自体は各社によって少しずつ提供条件や月額料金の割引額などサービスが異なっています。

例えば特徴的な部分だけ抜粋しても以下のような違いがあります。

 

  • ドコモ:利用者が25歳以下であれば無条件で適用
  • au:データ量によって細かく定額料金を設定できる
  • ソフトバンク:基本的には家族で利用することが前提

 

実際には内容的にドコモかauということになりますが、光回線に何を利用しているかによって決めるようにしましょう。

ここでは、ドコモでの学割利用について説明しましたが、具体的な手続きなどは今回説明した通りにすすめると良いでしょう。

学割を利用する場合は、適用条件や手続きなど通常の新規契約や機種変更に加えてやるべきことがいろいろとありますので、記事を参考に忘れていたということが無いように確実に行うようにしましょう。