ドコモの2年定期契約プランと2年定期契約なしプランはどっちを選ぶべき?

スマホ・携帯を契約した時、何となく2年定期契約の説明を受けた事は覚えているけど詳しい内容は忘れてしまったという方も多いでしょう。

2年定期契約とは、2年間の自動更新契約で基本料金が安くなる代わりに、更新月以外の解約には9,500円がかかるプランです。

2年更新型のプランと通常のプランでは、どちらがお得なのかまとめてみましたので、ドコモの契約に際に参考にしてくださいね。

 

2年定期契約とはこんなプランです

2年定期契約を選ぶと毎月の利用料金が割引きになるので、ほとんどの方が契約します。

では、さっそく2年定期契約にしない場合との違いや注意などを見ていきましょう。

 

更新ありなしの料金の差は?

2年定期契約は自分の好きな時に解約ができないから面倒ですが、違約金のかからないプランの料金との差額を知れば納得できます。

スマホ(Xi・LTE通信)の基本プランで2年定期契約あり・なしをまとめてみました。

2年定期契約ありとなしそれぞれの通話料金表と違約金
2年定期契約 ありの基本料 なしの基本料
カケホーダイプラン 2,700円/月 4,200円/月
カケホーダイライトプラン 1,700円/月 3,200円/月
シンプルプラン 980円/月 2,480円/月
解約金※更新月以外 9,500円 常に0円

更新ありとなしでは毎月1,500円の差があり、2年間では36,000円も更新なしのプランの方が多く払うことになります。

 

2年定期契約で解約金がかからない方法

2定期契約でも、2年ごとの更新月に解約をすれば違約金はかかりません。

更新月は2年定期契約を契約した翌月より、25カ月目と26カ月目にくる月のことです。

2年定期契約の契約日が2017年10月2日の場合、更新月は2019年11月と12月の2カ月間となります。

少しややこしいのは契約日が1日の場合です。

2年定期契約の契約日が2017年10月1日の場合、更新月は2019年10月と11月の2カ月間ですので、お間違いのないようにしてください。

 

2年定期契約の注意点は

2年定期契約で最も注意が必要なことは自動更新であることです。

2年継続して利用した後なら、いつ契約を解約をしても解約金はかからないと思われる方も多いですが、更新が自動で行われる為、2年経過した後は契約が自動で2年伸びているのです。

また、間違えやすいのは機種(携帯端末)の利用年数と、2年定期契約の更新月が同じとは限らないことです。

新規契約後、2度目以降の機種変更は「機種の調子が悪くなった」「電池の持ちが悪くなった」「新しい機種が欲しい」など自分の都合で時期を気にせず変更してしていると思います。

その場合、2年定期契約の更新月と機種(携帯端末)の利用年数にはズレが生じており、今お使いの機種(携帯端末)購入から2年になるから契約違約金は無料と勘違いし、他社へ乗り換えようとすると解約違約金がかかるので注意が必要です。

機種購入(携帯端末利用)からの2年と、2年定期契約の更新月にはズレがある方が多いので、気を付けてくださいね。

また、解約時には違約金とは別に、機種(携帯端末)代金の分割残金が関わってきます。
解約金が更新月で0円となっても、機種(携帯端末)代金の分割残金が残っていると、もちろんそれは支払わなくてはいけません。

 

プラン内容詳細

ここで、少しドコモの基本プラン(通話)の内容を紹介します。

ドコモ基本プランの内容
カケホーダイ:通話が多い人 24時間国内通話無料
カケホーダイライト:短い通話をよくする人 5分以内は無料
5分を越えると30秒/20円
シンプルプラン:通話はあまりしない人 家族間(ファミリー割引のグループ間)のみ通話無料
その他の通話は30秒/20円

かけホーダイ・カケホーダイライトのプランでも、海外への通話、SMS(電話番号宛のショートメール)、0570や0180から始まる他社接続サービス、104の番号案内など一部は無料対象外ですので気を付けてください。

シンプルプランの契約ができるのは、家族でデータ量を分け合うシェアパックのみで可能です。

 

2年定期契約以外のプラン

2年定期契約をせずに契約することもでき、「2年定期契約なしの基本料プラン」と「フリーコース」があります。

「2年定期契約なし」のプランは契約時に選ぶことが可能です。

その場合、2年定期契約なしを選ぶ理由として考えられるのは以下のようなことでしょう。

  • 2年経つ前に解約をする可能性があり、解約金を払わなくていいようにしたい
  • 解約はいつするかわからないが解約金は常にかからないようにしたい

 

2年定期契約なしプランの注意点

2年定期契約なしを選んだ場合の料金を先ほど紹介しましたが、どのプランでも2年定期契約より月額料金が1,500円高くなります。

それ以外に気を付けるべき点は、機種購入時の割引サポートの条件が「2定期契約」となっていることが多い点です。

端末購入サポートなしで携帯を購入となると結構な負担になるので、解約違約金のあり・なしだけで判断すると損してしまうことがあるでしょう。

カケホーダイプランの2年定期契約ありの基本料は月額2,700円で、2年定期契約なしの基本料は月額4,200円なので差額は月1,500円です。

解約金は9,500円ですので、7カ月以上契約するのであれば、2年定期契約ありを選んだ方がお得になり事が分かります。

 

フリーコース

もう1つの解約違約金がかからないプランはフリーコースといい、契約から最初の2年間は契約が必要となりますが、その後はいつ解約しても違約金がかからないようにできるコースです。

フリーコースの申し込みができる時期は、2年定期契約の満了月の翌月と翌々月の2ヶ月間、つまり更新月です。

フリーコースに変えても基本料は変わらず安いままで、解約違約金がかからないのはメリットですが、「ずっとドコモ割」(ドコモ契約年数に合わせた割引)と「更新ありがとうポイント」が付かないのがデメリットです。

 

ずっとドコモ割コースと更新ありがとうポイントとは

フリーコースに変えることで受けられなくなる「ずっとドコモ割」と「更新ありがとうポイント」について解説します。

ずっとドコモ割とは、申込み不要でドコモ契約年数等に合わせた割引が受けられるサービスです

ネット通信量のプランと回線の利用年数により割引額は様々です。利用年数は4年以上から割引きが受けられるようになり、割引額は最低100円~最大2,500円です。

更新ありがとうポイントとは、2年定期契約で2年ごとに契約を継続した場合に、dポイント3,000ポイントが付与されます。

dポイントは、ドコモ商品の購入、dマーケット、dポイント加盟店での利用ができます。

携帯料金の支払いには利用はでず、有効期限は6ヶ月間内となっていますのでご注意ください。

2年定期契約更新のたびにdポイントが付与される事、ずっとドコモ割で毎月の料金の割引が受けられメリットと、フリーコースに変更するメリットのどちらも良く考えて契約を見直してくださいね。

 

機種代金・解約金の確認方法

解約違約金がかからない更新月と、お使いの端末の残金を把握できていれば、解約時に余計な料金を払わずに解約できますので、確認方法をパソコンとスマホの2つに分けて紹介します。

【パソコンから】
◆Mydocomoへアクセス→ dログイン
※パソコンではdアカウントが必要です。

◆ dアカウントのID・パスワードを入力→ログイン

◆下へ少しスクロールし→契約内容確認などオンライン手続き

◆よく使われるメニューのご契約内容の確認・変更

◆機種代金の残金確認(1ページ目の支払い方法の項目)

◆2年定期契約は基本料に関係しているので基本料の部分です。(2ページ目)

 

解約金の記載はありません。更新月は上記の場合 契約満了月の翌月・翌々月ですので2018年の4月・5月になります。

【携帯から】
◆dメニューアプリより

 

◆Mydocomo・お客様サポートへ

◆契約内容確認など・オンライン手続きへ

 

◆ご契約内容の確認・変更へ

 

◆ネットワーク暗証番号の入力(Wi-Fi接続時にはdアカウントになります)

◆機種代金の残金確認(1ページ目の支払い方法の項目)

 

◆2年定期契約は基本料に関係しているので基本料の部分です。(2ページ目)

 

以上の方法で、更新月と端末の支払い残債を確認すれば料金の負担が全くないタイミングで解約や乗り換えができますので、是非一度自分の契約をチェックしてくださいね。

 

2年定期契約はお得なプランです

2年定期契約プランは、2年毎の更新月以外に解約違約金がかかるので損な感じを受けると思いますが、毎月の利用料金の割引きや、端末購入時のサポートを受けているのでとてもお得な契約方法だと言えます。

7カ月以上継続して利用をするとすでに、解約違約金の9,500円より2年定期契約なしのプランとの差額の方が大きくなるからです。

2年経過後は、割引きサービスが受けられない「フリーコース」に変更すれば、その後はいつ解約しても違約金がかからなくなるので、まずは2年定期契約コースで契約すると良いでしょう。

2年定期契約のメリット・デメリットを両方考えて、ご自分に合ったプランで契約してくださいね。