ドコモ光の接続機器の疑問を解決。ONUとルーターの違い・設定方法・選び方

スマホやタブレットは契約後すぐにインターネットの検索などすぐに使えますが、ドコモ光は申し込み・契約してもインターネットがすぐに使える訳ではありません。

まず、契約しても開通作業が必要ですぐには使えず、開通も2週間~4週間程度掛かります(転用の方も開通がありますが、開通までの間もフレッツ光として利用は可能です)。

 

開通後にも設定が必要となり、設定が終わってようやくドコモ光が利用できるという流れとなります。

文字だけで見ていると難しそうに思いますが、実際はそこまで難しくありません。

この記事で、詳しく紹介していきます。

 

 

ドコモ光を接続するのに必要な機器

まずそれぞれの機器について、ご案内をしていきます。

 

ONU、ルーター、モデムって何?

ONUとは?

回線終端装置と呼ばれる機器のことです。

詳しく言うと、光をLANケーブルの中を通れる電気信号に変換したり、線の中を通ってきた電気信号を光に変換する機器のことです。

 

モデム

モデムとはデジタル通信の送受信装置と呼ばれる機器のことです。

詳しく言うと、コンピュータ通信でコンピュータの信号と電話回線の信号とを相互に交換する機器のことです。

モデムとは送信の為のデータに基づく変調装置と受信した信号からデータを取り出す復調装置のそれぞれの略して合わせ言葉です。

 

ルーター

無線でスマホやパソコンなどを通信できるようにする機器のことです。

詳しく言うと、ルーターとはコンピュータネットワークにおいて、データを2つ以上の異なるネットワーク間に中継する通信機器のことです。

 

ONU、モデム、ルーターの違いについて

モデムはADSL回線をしている場合は必要の機器です。

それに対して、ONUは光回線の場合に必要な機器です。

ということはドコモ光は光回線のみなので、ONUが必要ということになります。

 

簡単に言うとONUとLANケーブルとパソコンがあれば、インターネットなどに繋ぐことができます。

しかし、これだけと最近では1つ問題がでてきます。

ONUは、信号の交換をするのが仕事の装置なので「多数の端末との同時通信機能は実は持ち合わせていない」ということです。

 

なぜ最近かと言うと最近は1人1台スマホを持っていたり、タブレットを持っていたり、オンライン通信ができるゲーム機を持っていたりと昔の1家に1台パソコンのみという環境とは変わってきているからです。

そこで、今の時代に活躍をしているのがルーターという訳です。

ONUの次にルーターを接続すると「複数の端末が同時にネットと接続することができます。また、ルーターに接続されている端末同士も通信できるようになる」ということです。

 

特に最近だと「無線LANルーター(Wi-Fiルーターのこと)」が主流になってきており、ルーターというだけで無線LANルーターのことを表すことが多くなってきています。

なぜなら、スマホやタブレット・ゲーム機でルーターを使うことの方が多く、それらは無線でないと接続できないからです。

 

ドコモ光のONU、ルーターの入手方法

では次にドコモ光を契約しようとしたときに、自分でどこまでを準備する必要があるのかをご案内します。

ONU

基本的にONUについてはレンタルです。

ONUについては購入する必要もないので安心してください。

 

無線LANルーター(Wi-Fiルーター)

ドコモでレンタルもしています。

条件としてはドコモ光電話の契約があることです。

その場合は月々100円でレンタルができます。

 

※ドコモ光電話の契約がない場合はレンタルできないので購入が必要になります。

無線LANルーター(Wi-Fiルーター)についてはドコモショップや家電量販店にて購入することもできます。

 

GMOとくとくBBならWi-Fiルーターを無料でレンタルできる

GMOとくとくBBというプロバイダを選んだ場合は、GMOとくとくBBから無線LANルーター(Wi-Fiルーター)を無料でレンタルすることができます。

 

GMOとくとくBBでレンタルできる無線LANルーター(Wi-Fiルーター)のスペック

メーカー:BUFFALO

型番:WXR-1750DHP2

無線LAN規格:IEEE 802.11a/b/g/n/ac(最大速度1300Mbps)

有線LAN速度;10/100/1000Mbps

データ転送速度(規格値):最大1300Mbps

セキュリティ規格:WPA/WPA2/WEP

アンテナ方式:5GHz/2.4GHz 3本

 

ちなみにGMOとくとくBBのレンタルできる無線LANルーター(Wi-Fiルーター)はv6プラスに対応しているWi-Fiルーターです。

v6プラスとはインターネットで混雑しにくい新しい接続方法です。

v6プラスを利用したい場合は、プロバイダが対応した上でv6プラス対応のWi-Fiルーターが必要となります。

 

市販でオススメ出来る機器

無線LANルーター(Wi-Fiルーター)を購入すると価格は様々でおおよそ3000円~2万円程度で購入できます。

ルーターも色々な種類がありすぎるので一般的なオススメ品としては、

バッファロー製WSR-2533DHPです。

 

価格は1万4000円程度で電波も3階建てもしくは4LDK向きのモデルです。

家族で使うのにピッタリだと思います。

ワンルーム向けで3000円程度で購入できるルーターもありますが部屋の端に置くと電波が届かないエリアが出てきたり、多数の端末で利用する場合に速度が落ちてしまう可能性がありますのでそこそこのものは購入したほうが良いでしょう。

 

オススメの機器

ONUについては無料で貸し出しをしてくれるという条件は変わりませんので、オススメの無線LANルーター(Wi-Fiルーター)としてはプロバイダをGMOとくとくBBにして無料でルーターをレンタルするほうが一番良いです。

なぜなら無料で高性能無線LANルーターを貸出してくれるからです。

しかも、ずっと無料です。

 

購入するとなると同等品で1万5000円前後、ドコモ光でのレンタルだと光電話契約がないといけないので固定電話が必要ない方からすると光電話代500円とルーターレンタル料100円合わせて月々600円も掛かってしまいます。

そこを比較するとGMOとくとくBBでのレンタルが一番オススメです。

 

 

ONU、ルーターの設定方法

ドコモ光を開通した後にインターネットに繋ぐための方法が3つあります。

それはLANケーブルを使ってパソコンを1台接続する方法と無線LANルーター(Wi-Fiルーター)を使って無線でインターネットに接続する方法とルーターと光電話も合わせて利用する方法です。

最近は無線LANルーター(Wi-Fiルーター)での接続が大半なので無線LANルーター(Wi-Fiルーター)での接続方法についてご案内をしていきます。

 

LANケーブル使ってパソコン1台を接続する方法

  1. ドコモ光開通後にLANケーブルとプロバイダから届いた書類を準備します(LANケーブルお持ちでなければ、家電量販店などで販売しているので購入してください)
  2. LANケーブルをONU(弁当箱のような機械)とパソコンにそれぞれ接続します。
  3. パソコンを立ち上げて、「Windowsマークを右クリック」→「コントロールパネル」→「ネットワークとインターネット」→「ネットワークと共有センター」→「新しい接続またはネットワークのセットアップ」→「インターネットに接続します」→「ブロードバンド」を順に押していきます。
  4. ドコモ光契約後にプロバイダから届いた書類に記載がある「ユーザー名」「パスワード」を入力します。
  5. 接続設定はこれで以上です。これでドコモ光の接続が可能になり、パソコンが使えるようになります。

 

※だいたい設定の仕方は同じようなところですが、パソコンの機種やバージョンによって若干設定は変わる場合があるかもしれませんのでご注意ください。

 

 

Wi-Fiルーターを使って複数台の機器に接続する方法

  • ドコモ光開通後にNTTが持ってきたONU(黒もしくは白の箱型の機械)とWi-Fiルーター・LANケーブルを準備します。
  • LANケーブルをONU、Wi-Fiルーターに挿します。(「WAN」と書いているところにLANケーブルを挿します。)
  • Wi-Fiルーターにプロバイダ情報を入力しないと利用できませんのでプロバイダ情報を入力する必要がありますが、直接Wi-Fiルーターに入力することができません。

 

購入されているWi-Fiルーターによって入力方法は異なりますがだいたいの場合付属CDが付いているので、付属CDをパソコンにインストールしてそこからプロバイダ情報を入力して接続をすればWi-Fiルーターの設定は完了です。

(Wi-Fiルーターの説明書にも詳しく書いてあるのでその通りにすれば設定ができます)

※事前にプロバイダの契約書一式は準備しておきましょう。

 

Wi-Fiルーターの設定が終わった後は、それぞれの機器(スマホ・タブレット・ゲーム機などWi-Fi接続したい機器)の設定が必要です。

各機器の設定の画面に進みます。(スマホ・タブレット・ゲーム機などの機器によって設定方法は変わりますので標準的な設定方法をご案内します)

設定の中のWi-Fiという項目を選び、詳細画面に進みます。

 

Wi-Fiの詳細画面に入るとスマホなどの機器がWi-Fiを感知していますのでお持ちのルーターの名前を探し、そこを選びます。

ルーターのパスワードを入力する画面になりますので、パスワードを入力します。

機器(スマホ・タブレット・ゲーム機など)の設定は完了し、Wi-Fiが使えるようになります。

※Wi-Fiの設定の際には、Wi-Fiルーターの機器名・パスワードが必要になります。

 

機器名・パスワードはWi-Fiルーター本体の側面や裏面に記載されている場合が多いですので事前に確認しておいてください。もしない場合は説明書などと一緒になっている場合もありますのでよく確認をしてください。

 

 

光電話・無線LANカードでの接続方法

  • ONUのコンセントを抜きます
  • ONUに無線LANカード挿します
  • ONUのコンセントを差します

※ONUのコンセントを再度差す場合は10秒以上空けてから差すようにしてください。

 

上記のスマホやタブレットなどと同じようにWi-Fiの設定をそれぞれの端末から設定をして終了です。

それぞれの設定でもしわからない場合はドコモネットトータルサポートに加入していれば、電話でのサポートを受けれますので安心して設定ができます。

また、設定はスマホやタブレットなどのWi-Fi設定も教えてくれますので分からないことがあれば、ネットトータルサポートでどんどん相談をしてください。