ドコモの携帯で毎月の料金を抑える為には、上手にパケットパックのプランを選ぶ事が大切です。
パケットパックのプランには、一人向けと家族で分け合って使う物があり、適切なプランを選ばないとギガ数が不足し、追加料金がかかり割高になってしまうからです。
そこで、ドコモのデータプランの料金をまとめ、どのような使用方法で、どれ位のギガ数が必要となり、どのプランを選べは良いのか解説します。
これからドコモを契約する方も、今のパケットパックのプランを見直したい方にも、必見の内容になっています。
目次
ドコモのパケットパックプランの料金とギガ数
ドコモのパケットパックプランの料金と利用できるギガ数がどのようになっているのか、一人向けと家族で分け合って使うプランで分け表にしました。
一人向けデータSパック(小容量)2GBのみ、未使用でデータ量が残っても、次の月にくりこす事はできません。
一人向けデータパックのギガ数と料金の表 | |
データSパック(小容量) 2GB | 3,500円 |
データMパック(標準) 5GB | 5,000円 |
ウルトラデータLパック 20GB | 6,000円 |
ウルトラデータLLパック 30GB | 8,000円 |
家族向けのシェアパックは、代表者が下記の金額で契約し、代表者以外はシェアオプションの500円を払うと、データ量を共有できるようになります。
全てのプランで、余ったデータ量を次月に繰り越すことが出来ます。
家族向けデータシェアプラン料金表 | |
シェアパック5(小容量) 5GB | 6,500円 |
シェアパック10(小容量) 10GB | 9,500円 |
シェアパック15(標準) 15GB | 12,500円 |
ウルトラシェアパック30 30GB | 13,500円 |
ウルトラシェアパック50 50GB | 16,000円 |
ウルトラシェアパック100 100GB | 25,000円 |
パケットパックの注意点は、契約したプランの利用可能ギガ量を超えてしまった場合に制限がかかり、送受信のスピードが最大128kbpsまで落ちるので、スマホがスムーズに利用できなくなる事です。
通信速度128kbpsというのは極端に遅く、何をするにも常に時間がかかり「画面が開かない・エラー表示になる・動画再生が進まない」ということが起こります。
この制限は月末までで、翌月の1日にリセットされ通信制限が解除されます。
通信制限がかからないようにするには、ギガ数の多いプランで契約するのが一番ですが、たまたま使いすぎてしまい容量が足りなくなった月だけ、ギガ数を1GBずつ追加する事もできるので、追加する方法を次項で詳しく解説します。
ギガ数を追加する方法(図説)
利用可能データ量を超えて、通信制限がかかってしまったら、ギガ数を1GB=1,000円ずつ追加することができます。
それには2つの方法があり、内容が少し違います。
【スピードモード】
通常速度で利用可能のギガ数を1GB単位で、自動追加できるコースです。
金額は1GBごとに1,000円で、自動追加したギガ数の設定は廃止の申し出がない限り、翌月以降も継続されます。
ドコモショップの窓口、ドコモインフォメーションセンター、PC・携帯(Mydocomo)より申し込みできます。※契約者からの申出が必要です。また、契約者が未成年の場合やシェアパックの子回線の場合は、申し込みが出来ないことがあります。
PC・携帯(Mydocomo)からの申し込み手順を紹介します。
Mydocomoサイトからログインへ
dアカウントを入力してログイン※携帯からはネットワーク暗証番号を入力する場合もあります
ドコモオンライン手続きへ
スピードモードのお手続きへ
注意事項の確認と同意するにチェック
コースの選択
適用開始日の選択
お申込書交付方法を選択し、次へ
手続き内容の確認をし、手続きを完了するへ
以上がMydocomoからの、スピードモードの申し込み方法となります。
【1G追加オプション】
もう1つの「1G追加オプション」とは、必要になった時にその都度1GBずつ追加するコースです。
スピードモードと違い、その都度申し込みが必要になります。
ドコモショップの窓口、ドコモインフォメーションセンター、PC・携帯(Mydocomo)より申し込みできます。
※ 契約者からの申出が必要です。また、契約者が未成年の場合やシェアパックの子回線の場合は、申し込みが出来ないことがあります。
PC・携帯(Mydocomo)からの申し込み手順を紹介します。
Mydocomoサイトからログインへ
↓
dアカウントを入力してログイン※携帯からはネットワーク暗証番号を入力する場合もあります
↓
料金・追加するギガ数の確認へ
料金明細・データ通信量の確認の「1GB追加オプション/128kbps通信解除申込」の申込むへ
お申込確認申込
お申込受付確認・申込
このスピードモードと1GB追加オプションは、1GB=1,000円で利用ギガ数を増やせば増やすほど料金も増えていき、通常のプランより1GBあたりの料金が割高なため、自分の利用するデータ量を把握し、ぴったりのプランを契約するほうがお得です。
残りギガ数を確認する方法(図説)
利用したギガ数と残りの利用可能ギガ数は、PC・携帯からMy Docomoサイトで確認できます。
PC・携帯(Mydocomo)からのギガ数確認手順
Mydocomoサイトからログインへ
↓
dアカウントを入力してログイン※携帯からはネットワーク暗証番号の場合もあります
↓
料金・データ量の確認へ
ご利用データ量確認へ
ご利用データ量確認の当月・前月分へ
下記のように当月分・前月分の合計データ通信量が表示されます。
下にスクロールすると当月の利用可能ギガ数の残りも確認できます。
ちなみにこの画像はシェアパック加入の場合です。
上の当月1か月間合計は、この回線のみの利用状態で、下記の当月パケットパック1か月合計とは、シェア全体での利用状態になり、また残りのデータ量も、シェア全体での表示です。
さらに下にスクロールすると、グラフによる表示もあります。
表示はシェアを組んでいる場合の、全体での利用状態です。シェア代表者は、どの回線がどれだけデータを利用しているかを、見る事が出来ます。
プラン変更の手順(図説)
毎月、ギガ数が足りずに追加が必要な場合には、ギガ数の大きいプランへ変更しましょう。
プラン変更は、ドコモショップの窓口、ドコモインフォメーションセンター、PC・携帯(Mydocomo)より簡単に申し込みできます。
※契約者からの申出が必要です。
Mydocomoサイトからログインへ
↓
dアカウントを入力してログイン※携帯からはネットワーク暗証番号の場合もあります
↓
ドコモオンライン手続きへ
↓
契約内容の確認・変更へ
2ページ目の割引/契約中のパケット右の変更・解約へ
手続きの選択で対象の部分へ
手続きの選択で変更を押し、注意事項の確認・同意にチェックをいれる
※この画像はシェアパックの場合です
パケットパックの選択で変更したいパックにチェックをいれる。※適用開始は必ず翌月からになります。
お申込書交付方法の選択と次へ
手続き内容の確認後、手続きを完了するを押し、これで変更完了です。
適切なパケットパックプランの選び方
パケットパックのプランの変更で、どのプランのギガ数が最適なのか、判断が難しいという方へおすすめをご紹介します。
どのパケットパックプランにするかは、今の利用状況を把握する事が大事になるので、ギガ数(データ)の確認方法を参考にして、毎月どれくらい利用しているのか、まずは確認をしてください。
一人向けプランと利用状況とデータ量の目安
余ったギガ数は、くりこす事が出来るので少し余裕のあるプランがいいでしょう。
それは、データMパック(5GB)とLパック(20GB)では、利用できるギガ数に15GBもの差があるにもかかわらず、料金は1,000円しか変わらないからです。
月の途中で、容量が足りなくなり、1GB追加しただけで同じ金額になってしまうので、Lパックの方が断然お得なのです。
また、初めてスマホを持つ方へ、使用状況とギガ数の目安を紹介します。
- Web検索・ネットショッピングなどがしたい方:データSパックやMパックから始めてみるのがおすすめ
- 動画・ゲーム(内容にもよります)をしたい方 :ウルトラデータLパック(20GB)データ量がおすすめ
- SNSで写真をアップしたり見たりしたい方 :データMパック(5GB)で様子を見るのがおすすめ
- テザリングでパソコン等を利用したい方 :ウルトラデータLパックやLLパックが必要
※ウルトラデータパックで、テザリング利用をする場合は事前申込(定額1,000円/月)が必要です。
家族向けシェアパックの利用例
ドコモのスマホを家族で利用している方には、家族でシェアパックの契約をおすすめします。
シェアパックのメリットは、人数が多ければ多いほど一人あたりの料金負担を減らすことができる点です。
家族の人数が少ない、また自分以外の家族がデータ量をたくさん使うので、シェアパックに入ると逆に負担が増えるから嫌だ、という人もいます。
しかし、今は利用者ごとに利用できるギガ数に制限をかけたり、シェアグループ内で料金を負担する人が選べるようになったので、家族で話し合い皆さんが納得できる方法を見つけることができます。
夫婦と子供の3人家族で30GB必要なケースで、考えてみましょう。
※家のネット回線はドコモ光で契約しており「ドコモ光パック」でスマホとネットのセット割りを適用中
契約例.1)お父さん(ドコモ契約年数12年=ずっとドコモ割り600円)が、シェアパックの代表者となり、夫婦でシェアパック10を分け合っているが、子供(ドコモ契約年数4年=ずっとドコモ割り100円)は個別にウルトラデータLパックを契約しているケース
両親はシェアパック・子供はデータパックで家族で計30GB契約の例 |
【夫婦 シェア10(10GB)】
シェア10(10GB)9,500円+シェアオプション 500円=10,000円 ずっとドコモ割 600円+ドコモ光パック割 800円=割引額 1,400円 10,000円-1,400円=8,600円 |
【子 ウルトラデータLパック(20GB)】
ウルトラデータLパック(20GB) 6,000円 ずっとドコモ割 100円 6,000円-100円=5,900円 |
親 8,600円+子 5,900円=計 14,500円 |
契約例.2)上記と同じ家族構成で、家族みんなでウルトラシェア30(30GB)で契約するケース
家族でウルトラシェア30(30GB)契約の例 |
【家族全員でウルトラシェア30(30GB)】
ウルトラシェア30(30GB) 13,500円+シェアオプション 500円×2=14,500円 ずっとドコモ割 1,000円+ドコモ光パック割 2,000円=割引額 3,000円 14,500円-3,000円=計 1,1500円 |
シェアパック30(30GB)を家族で契約しただけで、毎月3,000円も支払い額が少なくなります。
シェアパックの便利な利用法
シェアパック料金の負担額を家族間で変える事も可能ですので、家族でうまく負担額の調整をし、みんなが納得して利用できるようにしましょう。
【お父さんがシェアパック代金から各種割引後の料金を支払う方法】
シェアパック30(30GBの代金13,500円-各種割引額3,000円=10,500円をお父さんが支払う
お母さんと子供は、シェアオプションの500円のみ各自支払う
【シェアパック分割請求オプションで3人で平等料金を支払う方法】
毎月の利用料金の合計1,1500円を、家族3人で公平に分けると、一人分の支払い額は3,833円
また夫婦二人だけでも、シェアパックを組んだ方がお得になります。
【夫婦二人で、家にドコモ光でWi-Fi環境があるので、スマホの使用ギガ数は一人2GBほどで足りる場合】
ひとり向けデータパックS(2GB)を2人分契約すると⇒3,500円×2=7,000円
シェアパック5(5GB)を二人で分け合って使うと ⇒6,500円+シェアオプション500円=7,000円
データパック2GBを2人分契約しても、シェアパック(5GB)を二人で契約しても金額は一緒ですが、違う点が3つあります。
- データSパックの1契約は2GBですので、2契約で4GBに対しシェアパック5のデータ量は5GBなので、1GB使えるデータ量が多くなります。
- データSパックはデータ量が余ってもくりこしが出来ませんが、シェアパックなら1GB単位で翌月にくりこしができます。
- データSパックを2契約にすると、それぞれの契約で利用年数に合わせた割引が受けられます。
ちなみにSパックでは15年以上で600円の割引で二人とも対象になれば計1,200円の割引ですが、15年ずっとドコモで契約している人はあまりいません。
多くの場合4年以上の契約で、100円ほどの割引きとなるので、やはりシェアパックにしたほうがお得でしょう。
データ量の使用を抑えるにはWi-Fiをうまく利用しよう
データの使用量は毎月変動しますが、自分はどれだけのデータ量が平均で毎月必要なのかを把握し、家族でシェアパックを利用するなどの工夫で、みんながお得になるようにしていきましょう。
また、家ではWi-Fiを使用すれば、スマホの契約データ量は減らないので「ダウンロード・動画再生・ソフトウェアの更新」などは家で行い、外出時のみデータ量を利用すると、効果的にデータ量を抑える事が出来ます。
ドコモのスマホユーザーの方が、家にネット回線を引く際は、光回線をドコモ光にする事で「ドコモ光パック」の割引きが適用されるので、ネット回線はドコモ光を選んで間違いありません。
ドコモのスマホの通信量を家族でシェアパックの契約にし、家ではドコモ光でWi-Fiを利用すればかなり毎月の利用料金の節約ができるので、この機会にスマホとネット回線の契約を見直してくださいね。